イワサキ経営スタッフリレーブログ

2026.06.30

「行けたら行く」

「行けたら行く」という言葉は、表面的には「都合がつけば参加する」という柔らかな意思表示として用いられる表現です。
断定を避けつつ肯定の余地を残すため、日常会話で使いやすい言い回しの一つと言えるでしょう。しかし実際には、
その意味が必ずしも言葉通りに受け取られるとは限りません。私には、むしろ多くの場合「参加は難しいが、明確に断るのは
避けたい」という意図を含んだ、婉曲的な断り文句として機能しているように感じられます。

この曖昧さは、話し手にとっては気遣いであっても、受け手にとっては、対応を決めにくい返事として受け取られることが
あります。たとえば、人数の調整や予約が必要な場面では、「来るかもしれない」という含みが相手の準備に影響を与えます。
また、何度も同じ表現を使いながら実際には参加しないということが続けば、「あの人は結局来ない人だ」という印象を
持たれてしまう可能性もあります。つまり、「行けたら行く」は相手を傷つけないための配慮として使える反面、相手に不信感や落胆を与えかねない表現でもあるのです。

使用にあたっては慎重さが求められるこの表現ですが、しかしだからといって常に避けるべきだとは私は考えません。むしろ、周囲がこの言葉に抱いている印象を理解した上で、あえて誠実に用いるならば、それは一種の信頼形成の手段にも
なり得ます。曖昧に聞こえる言葉だからこそ、その後の行動によって印象を大きく変える余地があるということです。

私は「行けたら行く」と答えたときには、必ずその用事に行くよう心がけています。実際、誘ってくださった方から「まさか本当に来てくれるとは思わなかった」と喜んでいただけることは多いですし、そういう方からは大抵次回以降も繰り返しお誘いをいただけています。「あの人は誘えば100%来てくれる」という評判は、「次も誘おう」と思っていただける可能性を格段に上げますし、本来は断り文句として使われがちな「行けたら行く」をあえて文字通り実行することで、意外性と信頼感が生まれ、相手の記憶にも残りやすくなるのだと考えています。

交友関係を広げたいとお考えの方、ぜひ一度「行けたら行く」を有言実行してみるのはいかがでしょうか。いえ、そこは「機会があったら試してみるよ」などとおっしゃらずに…。

イワサキ経営グループ 相続資産税静岡 髙山大輝

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