イワサキ経営スタッフリレーブログ

2012年05月

2012.05.09

20代・30代・40代を後悔しないリスト ~島田雅光~

 先日、ヤフーのトップページに「20代・30代・40代を後悔しないリスト」という記事がありました。20代から40代の各世代ごとにやっておけばよかった事をアンケート集計したものです。そのベスト5を下記に記します。

20代 1位 資格取得/2位 語学の勉強/3位 貯金・投資/4位 遊び/5位 人脈づくり
30代 1位 資格取得/2位 貯金・投資/3位 語学の勉強/4位 人脈づくり/5位 健康管理
40代 1位 貯金・投資/2位 人脈作り/3位 資格取得/4位 語学の勉強/5位 健康管理
以上のような結果だそうです。 
20代はやはり資格などを身につけて将来の仕事に有利な選択をしたいという表れではないでしょうか。30代は5位以内には入りませんでしたが、家族と過ごすや子育てに関しての後悔も多いようです。仕事も大切ですが、若いファミリーとしては、子供や配偶者との時間を重要視しているようです。
40代の場合もやはり家族との時間なども挙げられていますが、残りの人生の上で仕事や社会の上での人脈づくりがとても重要であると認識しているようです。
総体として、どの世代も資格取得や語学などの勉強の必要性について考え、また社会や組織の中での人脈づくりの重要性について考えています。それと、今は若い世代から将来の不安に対する備えとして、「貯金・投資」が共通する項目に揚げられています。 
自分はもう今からでは遅いと嘆いている人もいるかも知れませんが、気が付いた時が始める時です。P・F・ドラッカーは晩年まで仕事に直接関係のない分野のことでも勉強することを怠らなかったといいます。みなさんもぜひ、これを機会に新しい事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
新しい年度がスタートしました。いきなり難しい事を始めるのはすぐ止めてしまうことになりますので、何か身近な興味のあることや楽しいことから始めてみませんか?

2012.05.09

財政再建と福祉業界 ~宮川 良太~

 声高に叫ばれている財政再建ですが、その歳出部分を占める補助金について考えさせられる問題が最近ありました。仕事の関係で保育園のことを調べる機会があり、いくつかの資料によって驚いた現実を知ることになりました。それは、保育士の給与の安さであり、一部の利権構造の存在です。

待機児童が200万人とも言われる状況下において、何故保育園不足が解消されないのか。実は、そこに、保育士の労働環境と賃金の抑制、新規参入を阻む利権構造を垣間見ることができました。昨今、介護従事者の給与改善が若干なされましたが、同じ福祉関係の保育士の給与については、以前から問題視されているにも関わらず、その改善策が施されていません。
衆知のごとく、保育園は「認可保育園」と「無認可保育園」に分けられます。また、認可保育園は「公立保育園」と「私立保育園」に分けられます。公立保育園は市区町村が運営し、私立保育園は社会福祉法人が運営しています。公立保育園に勤務する保育士は、公務員として採用されますので、公務員給与規定に則り一定の給与水準が保証されていますが、私立保育園の場合には、社会福祉法人の理事長の裁量により給与が決定されますので、その理事長の園の運営方針により、給与水準が公立の場合に比べ不安定であるのが実態のようです。
私立認可保育園の場合、補助金によって運営されていますし、保育士の給与もその補助金によって支給されていますので、巷間言われるような低い給与に頭を傾げたくなりますが、実は、そこに補助金の内の人件費に関しての設定額という足かせが、低賃金を招く要因となっているようです。
では、足かせとなっている給与設定額とはどのくらいの給与水準なのか。それは、大卒30歳程度の設定額なのだそうです。つまり、補助金としての運営費は、人件費・事業費・管理費で構成されていますが、そのうちの実際の人件費が前述の人件費の設定額を上回ると他の運営費を食いつぶしてしまいます。ですから、いかに人件費を抑制し他の運営費を有効に使うかが保育園運営の大きな関心事になっているようです。30歳前後の退職勧告が行われ、昇給も低く抑えられている要因がそこにあるのです。
財政再建を考えるうえで、例え利権という壁が福祉業界にあったとしても、未来を支える子供達を保育する現場の保育士が、健全に安心して保育に専念できる労働環境作りが急務かと思われます。

2012.05.09

読書の効用 ~高島 正明~

 読書に関する調査によると、国民の46.1%は1ヵ月に1冊も本(雑誌、漫画を除く)を読んでいません。ここ6年間で10%近く増えているそうです。(文化庁21年実施/16歳以上)全体的に読書量は減少傾向にあるようですが、本を購入する際はどうような基準で選んでいるのでしょうか。本の購入に関するアンケートでは、「内容」「作家」「価格」の3つが特に重要視されているという結果が出ているとのことでした。現在では、電子書籍も普及し利用したい理由として「手軽になるから」という反面、「目が疲れるから」という理由から利用したくないという意見もあるようです。

私も子供の頃から親に「読書が大切」「本を読みなさい」とよく言われながら育ちました。でも何故読書は必要なのか?そしてどんな優れた効果があるか?ということになると、人によって言うことはまちまちです。読書そのものから、何らかの情景(イメージ)を脳裏に思い浮かべることなく本を読むことは不可能です。左脳(言語)と右脳(イメージ)を総動員して行う作業こそが「読書」そのものなのです。文章の内容から連想される自分自身の体験や感情、思想など思い起こされ読んでいる文章と自分自身の意識との相克を通して、より高次な思考へ発展(アイデア)することもよくあります。つまり「読書」こそ、最高の脳トレだともいえるでしょう。
また、読書は優れたストレス解消法という検証もイギリスの大学でされています。「音楽鑑賞」「コーヒータイム」「散歩」「テレビゲーム」を抑えて「読書」が一番効果的で、現実を忘れるくらい読書に没頭すれば、わずか6分間で60%以上のストレス解消効果が得られるそうです。楽しく本を読むためのポイントをいくつか紹介します。
①まず自分の興味のある本を読んでみる
②自分の読解力にあった本か、少し難しめの本にチャレンジする
③1冊を徹底的に読み込む。また同じ著者や似たようなジャンルの本を読む込む
④読んでも理解できない場合は朗読テープなどの声で聴いてみる
⑤難しいことを考えず、感じるままに読む
⑥理解できなくても気にしない
⑦とにかくたくさん本を読む。
私自身、仕事に関係した専門的知識を深める観点から自分の専門外のことはあまり知らない、いわゆる専門バカになっていたような気がします。新しいアイデアは、無関係の事柄からヒントを得ることが多いという視野に立ちながらの気持ちで読書をしていき、クリエイティブな脳を作りたいものです。

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