イワサキ経営スタッフリレーブログ

2017年12月

2017.12.20

車は凶器 ~菊池 美佐子~

 車のドライバーの運転マナーに関するニュースがここ最近頻繁に見受けられる。生活道路を普通に走っていても、後ろにぴったりくっついてきたり、パッシングされたり、クラクションを鳴らされたり、そんな経験を全くしたことがない、という人はいないのではないか。

そのような行為を高速道路上でされ、しかも追い越し車線に停車させられ結果大型トラックに追突されて亡くなった夫婦の事件は、まだ記憶に新しいところだと思う。しかもこの加害者、普段足でハンドル操作をしたりすることもあったとか。一体どんな教育を受けて育ったのだろう。
「免許」というのは、一般に禁止・制限されている行為を行政機関が特定の人に対して許すことを指す。車を運転する、という行為について安全に運行できる技量と知識を習得し、試験に合格した者に公安委員会より交付されるものが運転免許証である。
要は運転技術を身につけ、道路交通法を最低限学んで年齢制限さえクリアすれば誰でも運転免許証は取得できる訳であるが、上記のような危険運転をする要素を持ち合わせた人には免許証を交付しないようにはできないものか。
高齢者ドライバーが絡む事故も増えている。高速道路を逆走、通学する子供の列に突っ込んだ、ブレーキとアクセルを踏み間違えて店に突っ込んだ等々、悲惨な事故が毎日のようにニュースで流れる。判断能力と身体能力は加齢と共に衰退していくのは避けられないことで、そうなった時に車は便利なもの<車は危険なものと考えなければならない。
だがしかし、運転を止めようと免許証を返納した場合、移動には公共交通機関に頼らざるを得なくなるわけだが、この地域の公共交通機関が整備されているとはとても言い難い。大きいものや重たいものを買うことを考えると日々の買い物でさえ途端に不便になる。自治体によっては免許証を返納した方にタクシーの割引券を進呈しているところもあるようだが、年金で生活されるお年寄りが毎日買い物の度にタクシーを利用というわけにもいくまい。
身近で便利な乗り物である車だが、マナーを守れなかったり、判断を誤ったりすれば恐ろしい凶器になる。善良なドライバーのために、衝突回避などの自動運転技術がどれだけ有効であるのか、その開発が待たれる。

2017.12.20

相続手続きあれこれ ~山田 憲義~

 相続手続支援センター静岡が発足して14年が経ちました。これまで、多くの相続手続きに携わり、多くの事案に携わってきました。

 
昔は相続が発生しても財産は全て長男が引継ぐものでした。しかし現在では兄姉姉妹は皆平等に権利があります。故に争いがおきるのです。そして相続の手続きも非常に複雑化しています。
「とても、やりきれないので、相続手続きをお願いしたい」と当センターに依頼がきます。
また手続きの中には相続税がかかる案件が多くなっています。
当センターでは年、数回のセミナーを行っていますが、そのアンケートの中に「生前贈与や遺言について知りたい」という意見が多くあります。それは相続を心配している方が多い事を表しています。今、できる相続対策はないものか、今、やらなくてはならない事はどんな事か、という心配です。
それぞれの方の心配事に合わせてお話しを伺いますが、近年は相続が発生する前の相談が多くなってきました。それに伴い、公正証書遺言を作成する方も増えてきました。
しかし実際には、独身の方、離婚している方、子供のいないご夫婦、そういった方々に相続が発生した場合、大変な手続きが必要だという認識をされていない方が多いのも事実です。
「こんなに大変だとは思わなかった。」と後悔する方が多いのです。そんな時、公正証書遺言があったなら・・・と、いつも思います。
名前からとても複雑なことをしなくてはならない、イメージを持たれる様ですがそんな事はありません。ご自分の考えをそのまま反映すればいいのです。当センターでも最近は遺言依頼のお客様が増えています。残される方々に対する思いやりでもあります。
ご自分がするべき事、やっておくべき事をしっかりと考えて、終活するのも、相続手続きのひとつだと考えます。
明るく、前向きな終活をしたいものです。

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