イワサキ経営スタッフリレーブログ
2026.06.15
「ハコモノ」の経済効果
静岡市では現在、2つの大きなプロジェクトが進行中です。1つは清水駅前に建設予定のサッカースタジアム、もう1つは東静岡駅前に建設予定の多目的アリーナです。
静岡の未来を拓く新スタジアム・アリーナの建設は、先行する広島・長崎・名古屋の事例から見ても、極めて高い経済的価値と社会的意義を持つ事業になると期待されています。
まず、広島のエディオンピースウイング広島は、街なかスタジアムの圧倒的な波及効果を証明しました。広島市街中心地へのアクセス向上により、一試合あたりの経済効果は旧施設より約4.6億円増加し、年間では約百数十億円もの新規消費を生み出しています。試合前後の観客が周辺の飲食店や商店街を回遊することで、公共交通機関の利用促進と地域経済の活性化が同時に達成されています。静岡においても、清水駅東口という好立地を活かせば、同様の「歩いて楽しむ街」の実現が、より現実味を帯びてくるでしょう。
次に、長崎の長崎スタジアムシティの事例は、民間主導の開発が雇用と若者の定住にいかに寄与するかを示しています。年間一千億円規模の経済波及効果が見込まれる中、 スポーツを核にオフィスやホテル、飲食店などを複合させることで、365日稼働する「稼ぐ拠点」へと進化しました。清水の新スタジアムも、単なる競技場ではなく、IT企業やスタートアップを惹きつけるビジネス拠点としての魅力を持つでしょう。
さらに、名古屋のIGアリーナが示す通り、現代のアリーナは単なる体育館ではなく、高収益を生む「エンタメの殿堂」です。静岡市内に一万人規模の最新施設が誕生すれば、現在、首都圏に流出している大規模コンサートや展示会を誘致する強力な装置となります。
とりわけ静岡には、「サッカーの聖地」という唯一無二のブランドがあります。この歴史というソフトに最新のハードが組み合わさることで、都市の競争力は飛躍的に高まります。建設費というコストを、将来の税収増と市民の幸福度向上をもたらす投資と捉えれば、この事業は静岡が次の百年を生き抜くための大きな原動力になることが期待されます。
新しいスタジアムとアリーナは、市民の誇りを育み、県外から人を呼び込み、街に新たな息吹を吹き込む、まさに静岡の「希望のエンジン」となるはずです。
イワサキ経営グループ相続資産税静岡 杉山太郎








