イワサキ経営スタッフリレーブログ

2018.07.24

IoT(Internet of Things) ~田村 高志~

 昨今Googleの囲碁AIが世界最強の棋士を打ち負かしたことや、自動運転開発のために自動車メーカーとIT企業が提携したこと、今後10~20年で、職種の半分以上はAIに取って代わられるかもしれないことなど、遠い未来の話しと思っていたようなニュースを、いつの間にか毎日のように耳にするようになりました。AIや自動運転は、社会や経済に大きな影響を与えるような話題ですが、さまざまなビジネス領域においても、同じように情報技術革新が進行しています。

また、あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT、金融業界のFinTech、製造業のインダストリー4.0やスマートファクトリー、流通業のオムニチャネルなど、現在、あらゆる業界で新しい技術の利用が始まりつつあります。
今回はこの中でもIoTに着目してみたいと思います。IoTとはInternet of Thingsの略で、自動車や家電製品、工業機器、医療機器、スポーツ機器など、ありとあらゆるモノがインターネットに繋がっている状態のことを言い、モノ同士が連携することを想定しています。身近なモノを考えてみると、バスにGPSやセンサーを搭載し、停留所ごとの乗客の乗り降りや停留所間の乗客数の把握、停留所の位置や運行時間の見直しを図ることで赤字路線を解消した例や冷蔵庫がインターネットに繋がっていれば、中身を検知して足りない食材を自動的に発注したり、また、クックパッドなどで冷蔵庫の中にある材料で何が作れるか、そのレシピなどもわかるようになってきます。
また、AmazonDashButtonというものをご存知でしょうか。これは飲料水やビール、オムツや洗剤などの日用品がなくなりそうになったときにボタン1つで即座に注文することのできるサービスです。ボタンを冷蔵庫などに貼り付けておき、日用品がなくなりそうになったらそのボタンを押すとその瞬間に自動で発注がかかり、翌日に日用品が届くという非常に便利なもので、日本でも既に展開され、認知度も広がりつつあります。
今後、スマートフォンからIoTへのシフトが起こり、近い将来にはIoT機器の数がスマートフォンの数を上回ると予測されています。
これらを踏まえて、今後我々はAIやIoTとの付き合い方をしっかりと考えていかねばならないと思います。

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