イワサキ経営スタッフリレーブログ

私は普段相続関連の業務をしています。税務申告や財産コンサルを中心に仕事をしています。表題はまだ駆け出しの頃、目標に掲げた言葉です。不動産･有価証券･保険その他など総合的な財産コンサルティングを通じ、世代を超えてお客様と共に「幸せ」に向かって歩んでいきたいという願いが込められています。

私がこの仕事を通じ感じることは、何よりも「信頼関係」の大切さです。ご相談内容によってはお客様のプライベートな部分までお聴きすることもありますが、私どものサポートはまずお客様の現状を正しく理解することから始まりますので、お互いの信頼関係を築いていくことがパートナーとしての第一歩となります。そうしてはじめてお客様の描く夢や将来像に向けて共に歩み出していくことができます。また、効果的な対策を打つ場合にはお客様の大切な資産をときには慎重且つ大胆に動かすということも必要になってきます。“３世代先まで見据えた対策”という場合は将来の不確実性も考慮しつつ、現状で最も確実性が高く効果も見込めるものを実行に移していくわけですが、結果は将来に現れてくるものです。私たちの仕事においては、対策の実行前よりも実行に移したあとのお付き合いの方がはるかに長いものとなります。時代の流れ、環境の変化によりその時どきでとるべき対策は変わってきます。いったん講じた対策であっても定期的な見直しを実施し、ときには軌道修正することも必要です。ですから、なによりもまずお客様との信頼関係を築き、長期的にお付き合いできるようになってはじめて本当の意味でのパートナーとなれるものと信じています。

資産を守っていくことは大変です。“自分が受け継いだ財産をそのまま次の世代に引き継ぐ”という意向をもっている方は多いと思いますが、そうするためには受け継いだ資産を増やしておく必要があります。相続税負担などがあるためです。相続を身近に考えるようになってあわてて対策を講じても、既に手遅れということも少なくありません。資産を守っていくには長期的な視点で早めに対策を打っていくという姿勢が欠かせません。バランスを整え、活用できる資産を保有しているアドバンテージを最大限に活かすことが重要なのではないでしょうか。

イワサキ経営グループ 相続資産税課 勝又健太郎