イワサキ経営スタッフリレーブログ
2022.01.07
「プチプラ」による市場の変化
最近よく情報番組やSNS等で「プチプラ」という単語を耳にしませんか?
「プチプラ」とはプチプライスの略称のことで、小さい、少ないを意味する「プチ」に、値段を意味する「プライス」を合わせた言葉のことを言います。「プチプラ」とは具体的にいくら位なのかという決まりは、実は存在しません。しかし、一般的に手が届きやすい値段で購入できることが大まかな基準になっています。また、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、比較的身近な店で購入することができる傾向があります。
「プチプラ」商品には、
- 誰でも気軽に購入できる
- 試しに購入することができる
- 失敗しても(価格が安いため)ダメージが少ない
- 安っぽく見えてしまう
- ハズレが多い
- 高価な物に比べ、すぐダメになってしまう
というデメリットもあります。
現代市場では、本当に良い物をより安くという消費者が増え、それと同時に消費者の目も厳しくなってきました。昔の「安かろう、悪かろう」では売れません。「プチプラ」で多くのアイテムが販売されていれば、消費者の選択肢が広がり、お試し感覚で購入することも可能になります。このお試し購入が販売者にとっては大きな収益に繋がっていきます。
実際に、比較的高価な化粧品店が姉妹ブランドとして、「プチプラ」化粧品を発売する例や、通販や専門店のみで商品を販売していたメーカーが、コンビニエンスストアでお試しサイズ商品を低価格で販売するなど、現代市場の傾向に沿って変化している販売者が数多く存在します。
これまでのように高額品を少数買うよりも、安くて流行の最先端をいく「プチプラ」商品を数多く買い、自分に合ったものを見つけていくという傾向は、これからも一層増えていくのではないでしょうか。
イワサキ経営グループ 監査部三課 鈴木晴菜