イワサキ経営スタッフリレーブログ

2018.03.29

近づく海外との距離をどう活かすか ~西島 佳祐~

  観光庁は、2017年の訪日外国人客数は前年比19.3%増の2,869万人となり、過去最高を更新したと発表しました。また、外国人旅行者の消費増額は、前年比17.8%増の4兆4,161億円で5年連続して過去最高を更新、初めて4兆円を超えました。訪日外国人客数は、2011年の東日本大震災のあった年は、621万人ですから、6年間で4倍以上に増加しています。また、以前は東京や、京都・大阪、福岡といった主要都市への観光ルートは、地方の観光地へシフトしており、もはや、訪日外国人が我が国に与える経済効果も無視できないものとなりました。私たちが外国の方を見掛ける機会も増えました。

 少子高齢化が進み国内消費の大幅な増加は望めない日本にとって、外国人旅行者や移住者を受け入れていかなければならない時代がやってきたと考えるべきでしょう。
海外の方々は、文化や習慣、宗教、考え方、食習慣、生活習慣が異なります。そういったことに触れていく中で、新たなニーズに気付ことが、ビジネスチャンスになりえるのではないでしょうか。日本に当然ある便利なものが、海外ではあまり知られていないということもあります。例えば、ウオッシュレットトイレは、海外にはなく日本を訪れた外国人が感動して購入していく話は有名ですし、また、日本の農産物は品質が良く、安心・安全で美味しいと海外で知られるようになり人気となっているようです。そういったものやことを、海外へ売り込んでいくことが、新たなビジネスチャンスになると考えます。
このように、日本の農業、工業、商業の優れた技術やノウハウを、そのままか、もしくはその国にあったものに変換や移植し、外国に売り込んでいくことで事業の拡大をしていくことが可能だと考えます。いずれにしても、普段からニーズへの感度を高くしておくことが必要でしょう。

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