イワサキ経営スタッフリレーブログ
2015.05.20
共働き家庭で子育てをしていく葛藤 ~溝口 裕子~
私は子供を認可保育所に預けて正社員で働いています。出産後も仕事が続けられているのは、保育所が信頼できる所で、職場が子育てに理解があり、主人や私の両親の協力があって出来ているのだと思います。一番肝心なのは子供が保育士さんやお友達が大好きで毎日楽しく元気に通えていることです。しかし、この環境がずっと続くわけではなく、私の両親は高齢なこともあり、体力も衰えてきていますので、体力のいる子供の相手は億劫になるのではと思います。また、子供が保育所から小学校に通うようになった時に、家にひとりでいることになってしまいます。一年生から三年生まで「放課後児童クラブ(学童保育)」がありますが、利用しなくてはと思う反面、躊躇してしまうところもあります。
認可保育所では保育士の配置で施設や人数を定めた最低基準がありますので安心ですし、同じ生活環境の子供たちが一日一緒に過ごすので、子供はあまり違和感を持たないで済みますが、小学校では家庭環境は様々な子供たちが同じ場所で過ごします。保育所に通っていた子供たちはこの時に家庭環境の違いに気が付くことになります。
学童保育に通う子と通わない子に放課後の過ごし方の違いが出てきます。通うことになると親が不在の場合、遅くても18時までは留まらなくてはなりません。通わない子は一旦帰宅した後に特に制限はないと思います。学童保育に通うことで放課後遊ぼうと誘われて行けない場合を理不尽と取り、辞めたいと言い出だしたら、働く親は悩む所です。また、学童保育はようやく昨年の4月に基準が定められ、施設面積や子供たちをケアする職員「放課後児童支援員」の資格要件などが明示されましたが、数は足りないようです。
環境の変化で影響があるのは子供で心のケアは重要です。家庭でのケアも大事ですが、家庭外でもケアが出来る環境を望みたいです。
単純に母親は仕事を辞めて家庭に入れば問題ないとも考えられます。共働きしなくてはならない経済状況の中で収入が減るのは厳しいですが、子供の気持ちは一番大切にしなくてはならないと感じています。今から考えても仕方ないと思われるかもしれませんが、どうしていくかを考えて決めて行きたいと思います。