イワサキ経営スタッフリレーブログ
2012.02.14
会話と対話 ~宮口巧~
地域の中小企業への相談業務やコンサルティングをしていると、よく課題にあがるのが「スタッフと経営者のコミュニケーション」が上手くいかないと言う事です。
私はこの分野の専門家ではありませんが、ここがネックになっていると、マーケティングもプロジェクトもどうにもなりません。
売上増や新規事業成功のカギを握るのが「係わる人達が正確に情報を共有する」と言う事ですが、それは一方的なものではなく、常に意思疎通が伴うコミュニケーションが重要となります。
「うちのスタッフは、私の言う事がわかっていない」
「従業員にこの様な事を話しても無駄なんです…」
コミュニケーションが課題となる企業の多くは、この様な悩みを抱えています。
この様な時に考えていただきたいのが、相手の理解です。
そして相手に自分の伝えたいことを理解してもらいたいと考えた時に、実行したのが「対話」です。
会話は人としかできず、言葉でしか理解し合えません。
一方対話には言葉はいらないので、動物や植物、言葉の話せない赤ちゃんとも出来ます。
言葉も話せるし大のオトナが「なんで俺の言っている事がわからないのか?」「聞く方が俺の言っている事を理解出来るように努力すればいいんだ!」 と、考えるか?
「たまには、部下やスタッフが何を考えて何を言わんとしているかをしっかり考えながら話しを聞いてみるか!」 と考えるか?
先を楽なものにして行くのは、後者のような気がします。
部下やスタッフとの対話でコミュニケーションが促進されたら、お客さまとの対話も心がけてみてはいかがでしょうか?