イワサキ経営スタッフリレーブログ

2009.07.28

新入社員の早期退職 ~勝間田 佳祐~

  新規学卒就職者で就職後3年以内に退職する若者は2002年大卒34.7%と、3人に1人以上の割合です。私は新規学卒で入社させていただき、今年の7月で約1年4ヶ月が経ちます。つまりこの早期退職問題の条件にあてはまる若者の1人なのです。なので、若者たちがどうして辞めるのか?簡単に辞めるのか?ということに興味を抱き、調べてみました。

 3年以内に退職する主な原因としては、「わがまま」と「忍耐不足」があるようです。その具体例としては、
・ 採用時に希望した業務に就くが、落差を感じ落胆する ⇒ 「わがまま」
・ 年功序列が当たり前でなく、将来も下働きになる可能性を恐れて辞める ⇒「忍耐不足」
ということだそうです。
 しかし、若者が入社約3年間で、「辞めたい」という感情に駆られることは今に限ったことではないようです。「わがまま」「忍耐不足」は今も昔も少しも変わらず、ただ客観情勢、それに伴う主観情勢が今と大きく違っているからということです。それらの情勢の変化とは、
○ 年功序列制度が経済成長の鈍化により機能しなくなったため、永年勤める魅力が感じられなくなる
○ 成果主義が不十分なのに随所で声高に叫ばれるため、主流だと勘違いされ、どこでも成果があげられるという自己過信、あるいは自分に対する誤解が生まれる
○ 起業がもてはやされる、ベンチャー企業がおいしそうに見えるので、現職に執着しない傾向がある
○ 人材紹介業が急増し、簡単に利用できる
というものです。
 若者が3年以内に退職するという体質を変える根本策としては、ES(EmployeeSatisfaction:従業員満足度)を社内風土として定着させ、新入社員が職場の雰囲気から「短時間で辞めず、とにかく勤めてみるに値する会社だ」と自然に感じさせることだそうです。
 私が調べた「新入社員の早期退職」はこういうものでした。これに関する意見は人それぞれあると思いますが、私個人の意見としては新人で右も左もわからず何もできないのだから、何だかんだ言う前に自分が希望して就いた仕事は3年間ぐらい頑張ってみたほうがいいと思います。自分に合うか合わないかは二の次にして、社会人になってから初めて知ること、覚えることはたくさんあると思います。3年も続かないで次のところに就職したとしても、同じことを繰り返すだけという気がします。いろいろ悩むことも多いですが、そこで逃げないで頑張っていきたいと私は思っています。

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