イワサキ経営スタッフリレーブログ
2008.06.05
農業BUSINESS ~宮口 巧~
最近マーケティングの講演依頼が多くなってきたのが「農業」にまつわる機関からの依頼です。
日本の食料自給率は既に40%を切っている状況で、現状も危機的な状況です。
しかし、もっと危機的な状況は「将来」に対してです。
農業は儲からない。。。
そう考えて、積極的に農業に取り組む若い世代が、ドンドン減少しています。
しかし、農業で成功し、しっかり儲けている人もたくさんいます。
先日お会いした静岡県内で最も情報の充実したビジネス季刊誌
「BUSINESS VEGA」の石垣編集長も同じような危惧をされていました。
石垣編集長は「農業の未来を大きく左右するのは、農業高校キーになるのでは?」とおっしゃっていました。
確かに、日本の高度成長を支え、ものづくり国家日本 としての地位を
確立した大きな要員として、工業技術教育が影響しています。
工業高校・工業大学を整備し、しっかり「日本の技術に向かうための
共通言語」を教育することで、情報共有の速度が速まり、制度の高い
技術革新が確立され、それを裏付けるように「日本工業規格(JIS)」が世界を席巻したのですから。。。
農業を「ビジネス」ととらえ、生産から販売までを明確に「仕組み」に
切り替え、当たり前に会社としての存在をする時期が来るように、
少しづつでも変えて行ければと思います。
農業関係者が苦笑し、農業からドロップアウトしたかのように思われる
動きが、将来を変えるBUSINESSに変わって行くに違いありません。
楽しみです!!