イワサキ経営スタッフリレーブログ
2008.06.17
気になる表現 ~池田愛子~
毎日電話や来客の応対をしている私たちの間で、たびたび日本語の乱れについて話題になります。最近では、「○○さんはご在籍だったでしょうか?」「○○でよろしかったでしょうか?」というように、過去のことではないのに過去形を使った表現を耳にし、頭をひねることがよくあります。
これはいわゆる若者言葉とは異質のもののように感じます。過剰に丁寧に表現しようとしてしまっているのか、間違っていることを認識していながらも使っているように思えます。方言が由来という見方もあり、接客業界では「控えめな敬語」として定着しつつあるようです。
言葉は常に変化していくものです。しかし、実務においては婉曲過ぎて誤解の生じることのないよう、できるだけ明確かつ正確に伝わる表現を心掛けたいものです。また、言葉の変化に敏感になることで正しい日本語を学ぶ姿勢を持ち続けたいと思いました。