イワサキ経営スタッフリレーブログ

2008.03.12

コミュニケーション ~山部 哲~

 先日、ある関与先企業が東京営業所を閉鎖しました。

本店は沼津にあり、販売の営業拠点として東京に営業所を構え
そちらで数人営業マンを雇い、東京の企業を中心に営業をかけるという営業戦略でした。
しかし、そううまくはいきませんでした。
理由は、営業能力の問題でも、商品の問題でもありませんでした。
コミュニケーション不足でした。
現代は、コミュニケーションツールとして、電話、メール、携帯メールと多種多様になってきています。その企業はメールでのやり取りがメインの意思疎通手段でした。
文章には行間があり、行間を読むことは難しく、自分の意に反することを相手に理解させてしまうことも多々あります。
その企業の業界は、変動が激しく、状況が日々変化している中でのメールでの伝達はタイムリー性に欠け、この企業のコミュニケーションツールの選択は意思の疎通が出来ず、方向性を間違ったりしてしまったようです。コミュニケーション不足に加えて、お互いの仕事ぶりを見ていないがための誤解が生じたことにより、信頼関係がなくなってしまったようです。
 
社員間のコミュニケーションはもとより、お客さんと、まめに情報を交換し、共有し、とにかく顔を合わせて会話をすることにより、信頼関係を構築することが最も重要だと実感させられた一件でした。

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