イワサキ経営スタッフリレーブログ
2025年10月
2025.10.21
猛暑
ここ数年の日本は、耐え難い猛暑が続いていますね。その原因は、地球温暖化という深刻な問題です。単なる「暑い夏」で済まされず、私たちの生活や社会活動に深く関わっています。
地球温暖化の主な原因は、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出です。産業革命以降、化石燃料の大量消費によって、大気中の二酸化炭素濃度は上昇の一途をたどっています。温室効果ガスは、大量の熱を地球に閉じ込める役割があり、濃度が高まることで地球全体の平均気温が上昇するそうです。
パリ協定では、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5℃(生態系や社会への深刻な影響を介する境界線)に抑えるという目標が掲げられています。しかし、すでに世界の平均気温は1.2℃程度上昇しているそうです。
日本の観測史上最高気温は2025年8月5日に、群馬県伊勢崎市で観測された41.8℃です。「異常」から「日常」になりつつあるこの猛暑は、熱中症による健康被害だけではなく、農作物に深刻なダメージを与え、食糧生産にも影響を及ぼしています。夏野菜の代表格のトマトや人参は平均価格が平年よりも20%近く高くなったそうです。
この猛暑を乗り切るには、エアコンの適切な使用、こまめな水分補給、涼しい場所での休憩など、個人の対策が不可欠です。根本的な解決には、温室効果ガスの削減に取り組む必要があるかと思います。
・石油や石炭などの化石燃料から二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱など)への移行。
・産業、運輸、家庭などで、高効率の機器の導入による、冷暖房の設定温度を適切に管理。
・脱炭素技術の開発と普及
・公共交通機関の利用促進
・森林の保全・管理(大気中の二酸化炭素を吸収)
・ブルーカーボン(藻場や干潟などの沿岸・海洋生態系が二酸化炭素を吸収・貯留)
私も節電節水、地産地消、マイバックの利用、マイカー利用を控えることなど身近でできることを意識して生活したいと思います。
イワサキ経営グループ 監査部四課 小俣惣
2025.10.08
年金+αの安心をつくる「新NISA」活用術
人生100年時代、老後の生活設計において「年金だけで足りるのか」という不安を抱える方は少なくありません。特に60代以上の方々にとって、退職後も自分らしい暮らしを続けるためには、「生活費+ゆとり資金」をどう確保するかが大きな課題となります。
そうした中、注目されているのが、2024年から新しくなった「NISA(少額投資非課税制度)」を活用した資産運用と取り崩しの組み合わせです。新NISAは、年間360万円、通算1,800万円までの投資に対して運用益が非課税となる制度であり、老後資金の計画的な活用にも適しています。
たとえば、預貯金や退職金の一部を新NISAで長期的に運用しながら、必要に応じて一定額を取り崩していくという方法があります。たとえば毎月10万円、年間120万円を生活費として取り崩す場合、バランス型や安定運用型の投資信託を活用すれば、資産を守りながら効率的に現金化することが可能です。運用益にかかる税金(通常約20%)が非課税になる点は、大きなメリットといえるでしょう。
ただし、投資には元本保証がありません。リスクを抑える工夫や、現金と運用資産のバランスを考慮した資金設計が必要です。そのためにも、信頼できるアドバイザーと共に、「使いながら殖やす」老後の資産設計を行うことが重要です。
イワサキ経営グループでは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として、新NISAを活用した資産運用や相続・贈与のご相談に対応しています。会計事務所グループとしての強みを活かし、税務やライフプランの観点も含めた総合的なアドバイスを行っています。
老後資金は、「減らさない」ことだけでなく、「上手に使う」ことも大切です。新NISAを上手に活用し、安心とゆとりのある暮らしを実現してみませんか。
イワサキ経営グループ 株式会社アークウェルス
山田 潤一朗
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