イワサキ経営スタッフリレーブログ

2025年08月

2025.08.11

地球温暖化について

壮大な問題であるが、日本は四季の変化が明確であり、自然災害の多い地理的特性を持つため、気候変動の影響を受けやすい国のひとつであると考える。個人的な趣味である渓流釣りにもその影響は大きく、釣りに行くたびに考えさせられる。今回は個人的にもタイムリーな話題であるため、地球温暖化について、記載したい。

地球温暖化は、世界中の気候に大きな影響を与える深刻な環境問題である。日本においても、近年春と秋がなくなった…などと言われる事が多くなった。また、大雨等の異常気象や自然災害の増加など気候変動の影響が顕著に現れている。以下、地球温暖化の原因とそれが日本の気候にどのような影響を及ぼしているかを記述したい。

地球温暖化の主な原因は、化石燃料の燃焼や森林破壊によって排出される温室効果ガスの増加である。特に二酸化炭素(CO₂)やメタン(CH₄)などが大気中に蓄積され、地表の熱を閉じ込めることによって、地球の平均気温が上昇している。

気象庁の観測によれば、日本の年平均気温は100年あたり約1.3℃の割合で上昇しており、世界平均(約1.1℃)よりも速いペースである。これにより、猛暑日(最高気温35℃以上)の増加、豪雨災害の頻発、台風の大型化など、極端な気象現象が多発している。例えば、2018年の西日本豪雨や、2020年の台風10号は、温暖化の影響が指摘されている。

また、海面上昇や海水温の上昇によって、漁業資源や沿岸地域の生態系にも影響が及んでおり、農業においても作物の生育異常や病害虫の増加が報告されている。令和の米騒動なども地球温暖化の影響を受けている事は否めない。

日本政府は、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す「カーボンニュートラル」を掲げ、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進を進めている。しかし、個人のライフスタイルの見直しや地域ごとの適応策も不可欠である。教育・啓発活動の充実、気候変動に強い都市インフラの整備など、多角的な対応が求められる。

 球温暖化による気候変動は、日本にとっても無関係ではない喫緊の課題である。将来世代に持続可能な社会を残すためには、政府、企業、個人が一体となって取り組む必要がある。科学的知見に基づく政策決定と、市民レベルでの意識改革が

大切ではないかと思慮する。

イワサキ経営グループ 監査部二課 田村圭

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