イワサキ経営スタッフリレーブログ
2025.07.26
「今行ける能登」
「今行ける能登」というものを御存じでしょうか。
これは能登地域で安全に行ける施設や観光地などをまとめた、石川県観光連盟ウェブサイトで公開されているデジタルマップのことです。通行可能な道路状況やバスの運行もどこまでされているかも確認でき、観光地・飲食店などカテゴリー別の検索機能もある利便性が高く使いやすいところが魅力です。「観光地」をクリックしてみると体験・寺社仏閣などさらに細かく分類され、施設の詳細や営業時間・駐車場の案内等も確認することができ、さらにマップ上でみることができるので視覚的にも観光ルートを選定することに役立つことがわかります。
2024年1月1日の地震と2024年9月21日からの大雨により被害を受けた能登半島。土地の隆起や土砂災害等の複合災害の状況になっており、支援の遅れ等が問題になっていました。現在は交通空白も改善され、営業を再開している観光地や宿泊施設も多々ありますが「どこまで行けるのか」「どれくらい時間がかかるのか」など観光することへの不安が多くあることも理解できますし、地域の被害の状況によって震災前とは営業状況が異なる場合もあります。その不安を解消するためのデジタルマップです。
石川県では、2024年の観光入り込み客数は前期比12.4%減の約1886万人、地域別にみると能登地域が前期比54%減の約284万人となっており大きく被災の影響が出ていることがわかります。特に能登地域は観光資源に恵まれており和倉温泉や輪島朝市などが多くの観光客を集めており、観光業が主要産業の一つにもなっており地域経済を支えています。その地域経済をささえる観光業の復興をどのように進めるかが課題になっています。2024年では各種旅行サイトによる北陸応援割、いしかわ応援割など能登半島地震被災地域への観光復興支援が見受けられました。今年はどうなるのでしょうか。
「今行ける能登」を活用して是非、能登地域へ観光支援をしてみてはいかがでしょうか。
イワサキ経営グループ 監査部三課 福地晏