イワサキ経営スタッフリレーブログ
2025.06.25
印鑑証明と実印
皆さんはいままで何回、実印を捺印したことがありますか?人生で実印を捺印する機会はそんなに多くはないでしょう。実印を登録したことのない人もいることと思います。
印鑑登録証明書や実印という言葉は聞いたことがあっても実際の役割や使い方について詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。今回はそんな印鑑登録証明書と実印についてお知らせします。
印鑑登録証明書:住民票のある市町村にて登録された印鑑を公的に認める書類。
実印:住民票のある市町村に登録された印鑑のこと。未登録の印鑑(銀行印や認印)とは区別される。
印鑑登録証明書や実印は重要な契約や手続きでの本人確認としてセットで使用されます。
登録をする市町村によっては、100円ショップで販売をしているような流通の多い印鑑では登録が認められない場合もあるようです。
では、印鑑登録証明書や実印が必要な手続きはどのような場合でしょうか。
①相続手続き
②公正証書の作成
③普通自動車の登録や売買契約
④不動産の売買の契約
⑤金融機関でのローンの契約
⑥保険契約や共済契約の請求時
などです。
実印や印鑑証明書は相続手続きをするために必要な書類であり、相続や不動産取引といった大切な場面で使用されます。そのため、捺印の際は細心の注意が必要でもあります。
実印を使用する際、印鑑登録証明書の印影と実際の印鑑が確かに同じものであるかを確認されます。特殊な光を当てたり、重ね合わせたりと慎重に確認します。
線1本、点1つでも違っていたら手続きはできません。また、実印は多くの場合複雑な表示なので上下の判断が難しく、押印の際、戸惑っている方が多いのも事実です。
ご自分の実印をもう一度しっかり確認しておくことが大事ですね。
イワサキ経営グループ 相続資産税一課 木村光希