イワサキ経営スタッフリレーブログ
2025.05.19
人間の成長は移動距離に比例する?
冒頭から私事で大変恐縮ではあるが、私は沼津商工会議所青年部(沼津YEG)の会員として約15年活動をしている。15年も活動をすると、ありがたいことに様々なお役目を任せられ、ありがたくお受けさせてもらっている。令和6年度のお役目は「日本YEG出向」。全国から300名以上の仲間が集う連合会である。活動内容は割愛するが、各地の参加者と情報交換や、委員会活動を通じて全国の会員企業発展のため交流と研鑽に努めている。他にも全国規模で活動をする団体・組合は多数あり、それぞれに日本や世界を股にかけ特徴ある活動を行っている。
前置きが長くなったが、ここで表題について。この言葉は、海外文化や生活に触れることで新たな成長を得られる意味で使われることが多いが、国内移動でも有用だと考える。私の活動経験則で語ると、普段の仕事では出張がほとんどない生活をしている中、毎月各地域の会議や事業に出席するため、最低1回、多い月には4・5回県外出張をする。日頃業務に充てている時間を削られ当初、一時的に業務過多に陥ったこともあった。
だが、今までの環境が激変することで、得られた価値の方がはるかに大きい。まずは仕事の取り組み方、効率アップは常に心掛けてきたつもりでいたが、激変したことで固定概念の中で考えていたことに気づく。抜本的な見直しに迫られると、今まで個人で対応していたことをチームに依頼しても成果に結び付くことに気づく。移動の時間を快適に有効活用しようとツールを揃えたら、日々業務が効率化した等、上げれば枚挙に暇がない。
効率化ばかりではない、日常ではない場所をめぐることで、感性感覚が自然と研ぎ澄まされてくる。これは居心地の良い空間「コンフォートゾーン」から出ることで、自分で如何に情報を得て、取捨選択、時に決断をすることが成長につながっていると考える。また慣れとは恐ろしいもので、静岡から北海道や九州が近いと思えてしまう。
そして最も感じるのは、多くの仲間が出来る喜びと、家族や友人、会社の仲間に如何に助けられて生きているのか、の感謝。よりリアルに感じ、いつもありがとうと素直に言える。
このように感じ得たので、ぜひ皆さまも団体等でご縁があったら出向をお勧めしたい。ちなみに私は現在、一年の労を労うため、旅行の計画を立てているところである。
営業企画課 杉山和宏