イワサキ経営スタッフリレーブログ

2021.01.30

相続 今昔物語

 相続をあえて争族と表すことがあります。

どういう事でしょうか。相続が発生すると、親族が争うことが多いからです。
私達はお客様のご依頼で手続きのお手伝いをする立場から、こういった争い事によく遭遇します。
同じ親から生まれ、同じ屋根の下で育った兄弟姉妹がどうして??と毎回考えます。
幸い、自分の両親はまだ健在で兄弟ともよい関係にありますが、いつか自分の身にもこのような争いがおこるのだろうか?と一抹の不安を感じます。親の立場からすると自分の子供たちが争うことになるとは考えもしないでしょう。
しかし現状は違います。
離れて住む子供達は田舎の家土地は不要です。
そこが売却できるなら問題ありませんが、売れない不動産となると単に負の財産です。田畑もしかり、農業をやらない子供が引き継がなくてはなりません。いらない物の押し付け合いも争いのひとつです。
その昔、長男が家督相続し、他家に嫁いだ姉妹は何の権利もなく、長男以外の兄弟もほとんど、兄に従うといった風習でした。長男には絶対の権利がありました。特に女性の立場は、「女、三界に家無し」と言われ、いつの時代も自分の意見は通りませんでした。
しかし年代が変わり、法律が変わり、他家に嫁いだ女性も他の兄弟も長男と同じ権利が得られるようになりました。
すると、今度は長男の立場が危うくなります。
家を守り、親を看取り、諸々の諸事を行ってきた長男と何もしていない兄弟と同じ権利という事になります。
こうして、争い事はいつの世も勃発するのです。
では、争いを防ぐ方法がないか、というとそんな事はありません。
前もって、ご自分の財産を把握し、子供達にどう分配するか、ご自分の考えをしっかり伝える事。
子供達が納得できるような分配を考える事。
事前によいコミュニケーションを築いておく事。
等々、上記を鑑みると公正証書遺言が効果的と言えるでしょう。公正証書遺言の中にはご自分の気持ちを載せる部分もあります。(付言事項)前向きに終活を考えてみましょう。
~山田 憲義~

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