イワサキ経営スタッフリレーブログ

2018.12.28

変化している貸借対照表を良くみて

 平成最後の・・・」といった言葉をよくマスメディアで耳にします。あと半年あまりで30年間の平成時代が終わります。中小企業景気は、業種、地域、企業規模により好転悪化が混在しています。

経営者としては、売上さえ増やせば会社の信用力が向上すると考えがちですが、売上ばかり気をとられては会社の体力(財務状態)がどうなっているのか判断できないケースがあります。基本会計年度は1年です。損益計算書の確認も重要ですが、特に貸借対照表を重視し信用力のある貸借対照表であるのか確認をしていきましょう。
「資産の部」の並び順は、上段からお金になり易い順となっています。有利な融資を受けるには、参考書等には流動資産よりも固定資産が多い方が良いという考え方が記述されていましたが、最近は固定資産の多寡を重視するわけでもなくそれぞれの内容で判断されています。「流動資産の部」現金化されやすい項目をチェックしていきましょう。
「現金」企業の中では多額の現金が記載されていることがあります。本当に存在するのか疑問するケースが存在します。経営者の方は、1年に一度でも良いので自社の金庫をチェックして現金が帳簿と合っているか確認しましょう。お金の不信感を持たせることのないようにけん制も必要です。
「預金」預金残高が金融機関の残高証明書と帳簿が一致している確認しましょう。金融機関は自身の把握している残高と一致しているか見ています。違っているとすると信頼性がないと判断される可能性が高いでしょう。「売掛金」「貸付金」長期間未回収のものがあるか確認して早期に回収しましょう。特に貸付金については他人にお金を貸している場合かどうかです。「棚卸資産」棚卸資産で利益調整をしていないかの確認、そして在庫が適正額であるか、死蔵品がないか確認をしてください。「有価証券」評価益が出ていても将来、紙屑になる可能性もあります。適正な額で信用信頼のある有価証券の保有を考えてください。ここまで現金性の高い「流動資産の部」の説明をしました。金融機関の担保価値として、流動資産が豊富な会社の方が担保価値が高いと判断しているようです。
「負債の部」の並び順は、上段からお金を払う順となっています。「流動負債の部」の「買掛金」「未払金」支払サイトに偽りがないか、事業と関係のない借入金や税金滞納などが含まれてないかの確認が必要です。会社の財産を適切に把握するのも経営者の務めです。
~常務取締役 菊地晃~

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