イワサキ経営スタッフリレーブログ
2017年07月
2017.07.24
社会保障の新たな抑制手法 ~鈴木 聡~
社会保障制度に大きな影響を与える介護保険法の改正案が可決されました。この制度改正を踏まえて、収入の基準とも言える報酬単価は来年4月に改定されます。この報酬、「医療」については「診療報酬」、「介護」については「介護報酬」としてそれぞれ決定されます。基本的に「診療報酬」は2年ごと、「介護報酬」は3年ごとに改定されますが、6年に1回その両方が重なることになります。ダブル改定とも呼ばれるこの改定は社会保障制度全体にとっても大きな影響をもたらしますが、来年の4月改定はこのダブル改定となり大きな節目となります。
2017.07.24
社会保障医療体制の中の医療費 ~菊地 晃~
厚生労働省の統計資料によると、平成26年度の国民医療費は40兆8千億円、前年度に比べ1.9%増加しています。10年前の平成16年度では32兆1千億円なので8兆7千億円の増加となります。人口一人当たりの国民医療費は32万1千円、前年度に比べ2.0%の増加で、10年前の一人当たり医療費は25万1千円でした。これは日本の高齢者割合が増加していることが第一の要因ですが、医療技術の向上や新薬の服用による医療費単価の増加もあります。今後、団塊の世代と言われる方(昭和22年~24年生まれ、約800万人)が後期高齢者の75歳を迎えるのが2025年です。現在の1500万人程度の高齢者人口が約2200万人までふくれあがり、全人口の4人に1人は後期高齢者となる超高齢化社会と予測されます。26年度統計では75歳以上の国民医療費は14兆7千億円で全体の35.4%とその比率も高い状況となっています。
2017.07.24
遺言のすすめ ~山田 克彦~
相続が発生した場合、現在の民法では「共同相続」が原則となっています。子供である相続人は、長男も次男も長女も次女も同等の相続権を持っているというものです。
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