イワサキ経営スタッフリレーブログ
2016.09.21
将来の不安 ~高本 由美子~
8月に誕生日を迎えました。毎年この時期になると年金定期便のハガキが届き貰える年金の金額を見ると、あまりの少なさに将来が不安になります。確かに年金定期便の金額は今現在貰える金額が記載されていますので、今後も働く事が可能であれば少しずつ増えていくのでしょう。しかし少子高齢化の時代に突入した今、貰える金額も貰えるようになる時期もあまり期待はできないと思っています。(年金制度が破綻する事はないと思いますが。)この不安の中、私たちはどのようにしていけばよいのでしょうか。
一般のサラリーマンがどんなに頑張っても、劇的に十分な預金ができるほどお給料が増える事はないでしょう。しかもこれまでの日本経済を支えた「団塊世代」が年金受給者の立場に回っているのです。その一方で彼らの年金を支える就業者人口は減少しつつあります。このような状況の中で、年金制度を維持していくには、年金保険料を上げて国民の負担を増やすか、高齢者に対する年金給付額を下げる事でしょう。毎年毎年、すべての就労者の給料が昇給している訳ではない中で、年金保険料の負担は少しずつ増加し、家計を圧迫しているのが現状です。
老後の為に貯金はしたいが生活するだけで精一杯、子どもの教育費の負担が重く預金どころではない、そんな家庭がほとんどではないでしょうか。ですが何か対策をしないと老後余裕のある生活はあり得ません。今までのおじいさんやおばあさんの暮らしとは全く異なる状況になる可能性が大きいのです。ですから何かしらの対策が必要だと思います。定年になっても収入を得る事ができるスキルを身につける事でも将来の不安が少し減るので体が元気なうちから計画し行動する事も良いでしょう。私的年金も対策の1つですが受給できる期間が短いという欠点があります。このような中、貯蓄したお金を運用によってさらに大きくするという事は、これから多くの人が取り組んでいくと思いますし、今後高齢化社会の年金問題に必要となると思います。
日本人は少し預金への依存が強い気がします。もちろんリスクもありますが、長期運用のメリットに目を向け株式や投資信託などへの長期投資はこれからの資産運用には欠かせません。将来、安心して生活するには計画と貯蓄と運用をできるだけ早い時期から始める事だと思います。