イワサキ経営スタッフリレーブログ
2011.01.26
成人の日 ~小野崎 一綱~
今年の新成人は124万人。4年連続で過去最低となり、一番新成人が多かった1970年の約半分となりました。
私の地元静岡市では1月3日が成人式だったようで、静岡の街は若者でにぎわい、とても華やかでした。
成人の日は、1948年に「1月15日は、大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。現在は2000年に制定されたハッピーマンデー法に基づき1月の第2月曜日に改正されています。
成人を祝う風習は、古来から存在していました。男子は髪を結い冠または烏帽子(えぼし)をつけ、服装を改め成人したことを周囲に示しました。女子の場合は裳(も)という腰から下にまとう衣服を身につける裳着(もぎ)、髪を結いあげる髪上げ、歯を黒く染めるお歯黒を成人の儀式としました。
明治以降になると、男子は兵役につく義務を課せられました。兵役につくためには徴兵検査を受ける必要があり、この徴兵検査が成人式の意味を持ち、成人式制定のきっかけになりました。
私は1月3日で27歳になりましたが、もう良い大人として見られているのでしょうか。
なかなか「大人」という実感がわきません。こんな大人もいれば、10日の朝日新聞の投稿欄「声」にとても良い文がありましたのでここで引用させていただきます。
(今月10日は成人式だ。4人の子供を抱える両親は「お金がない」といいながらも私を大学に進ませてくれた。勉強と陸上、好きなことに打ち込めるのは親のおかげだ。感謝を胸に今年いよいよ「就活」に挑む。日本では就職氷河期のもと、専業主婦願望が若い世代に広がっているという。安易な自己防衛もあるなら残念だ。結婚してもしなくても私は社会に出て働きたい。「専業主婦」は立派な職業だが家庭の外でも様々な経験を積みたいと思う。卯年の新成人として、社会にぴょんと飛び出そう。)
私もいずれ親となります。子どもに感謝される親になるためにも、仕事、日常生活でも常に感謝の心を忘れずに、お手本となる大人になりたいものです。