イワサキ経営スタッフリレーブログ
2010.12.06
人生設計の見直し ~木村康子~
年も残すところ1ケ月と少しとなりました。税理士事務所はこの時期から俄かに活気付くというか殺気づきます。年末に向けて年末調整、年が明けると支払調書、合計表、2月からは確定申告と戦争状態。更に多くの企業は3月決算が多い為申告月の5月も繁忙期です。つまり12月から5月まで仕事に追われる日々なのです。
さて、年末調整の話にもどりますが毎年おなじみの2枚セットの用紙は事業主が従業員にしっかり記入してもらいきちんと管理する義務があります。しかし、この書類は提出する必要がない事から案外いい加減に考えている事業主が少なくありません。私達が優良企業と呼べるのはそういう小さな作業もきちんと行い管理している事業所の事なのです。そしてそういう企業はやはりしっかり業績をあげている企業なのです。ただ 売上や利益の事だけ考えるのではなく決められた義務をこなし、しっかりした経営計画をたてる事が業績をあげるプロセスなのです。
年末を控えたこの時期は企業だけでなく個人的にも自分を見つめなおすよい時期と言えます。私事ですが定年を数年後に控え、急に年金の事が気になりました。若い頃、厚生年金だけは続けて払える様に働いていこうと思っていました。そして30数年になります。それは老後、年金で何とか暮らせるように・・・という思いがあったからです。が、これが大きな誤算でした。自分の受給額を知って愕然としました。とても生活できるような額ではありません。がっかりしたのも事実ですが、ちょっとした救いもありました。個人年金です。多額ではありませんがもしもの時、何かの足しにと個人年金を掛けていたのが救いになります。今や国、会社に望みを抱く時代ではありません。自分の人生は自分で設計しなくてはなりません。「転ばぬ先の杖」「備えあれば憂いなし」先人の言葉に嘘はありません。
人生設計といっても個人年金だけではなく、選択肢は無数かもしれません。
現在の会計事務所や税理士事務所は税務の事だけの機関ではありません。企業、事業主、従業員の保険や財産関係、福利厚生、相続等も設計提案できます。活用しない手はありません。自分を大切に見直してみましょう。