イワサキ経営スタッフリレーブログ
2010.03.11
メモをとることの重要性 ~杉田 茂~
私たち社会人は仕事をするうえでメモとることがよくありますが、メモのとり方(ノートの使い方)によって仕事の成果や効率に大きな差がつくようです。
頭の中で記憶しておくのには限界があり、うっかり忘れてお客様に迷惑をかけることもあるでしょう。
積極的に記録することは経験を貯金するようなものです。
インターネットで得られる「他人の経験」とは違い、自分だけの経験を自分のものに出来るのです。
学生のときは覚えるためにノートを使いますが、社会人になってからは情報を「一旦移す」ためにノートを使います。
暗記するためにノートに書くのではなく、あとで活用する「記録」として書くのです。
結果を出す人はノートの使い方が上手です。
まず、メモノートという切り離し可能な小型のノート(メモ帳)を常に携帯し、気付いたこと・思いついたことを断片的でもいいから記入し、メインのノートに貼り付けていくそうです。
メインにノートは蛍光ペン・マーカー等を使い時系列にどんどん追加記入をします。追加したら、日付スタンプを押すそうです。
そのノートには、「予想」プラン・「実行」するタスク・「結果」や気づきを書いていきます。
成功も失敗もノートに記録しておきあとで読み返すことで、成長の糧にすることができます。
電話メモの例です。
例えば、○○さんから電話がありましたというメモがあったとします。普通は要件を済ませたら、メモ捨ててしまいますが、要件の「予想」をし、クレームや仕事の催促と予測をするのであれば、その対応を考えておき、実際に電話したあとに、要件は何だったのかという「結果」を記録しておくとよいそうです。
この積み重ねによって、お客様が何に疑問を持っているのか、どのようなことを私たちに期待しているのかがわかってきます。
「レコーディング・ダイエット」という方法がありますが、これは食事自体を制限するのではなく、食べた物を記録し、後で検討するというものです。共通するものがあります。
メモにしてもノートにしても意外と後日見直すことなく捨ててしまうことが多いのではないでしょうか。
貴重な経験・情報がなくなっているのです。
記憶には限界があります。
私は経営者の方々といろいろな話をします。
社長さんの話したこと、会社の状況等をメモし、経営計画書に社長さんの思いのすべてを反映させてみたいと思っています。