イワサキ経営スタッフリレーブログ
2007.10.11
『発想の転換』 ~村田 圭~
先日、家族で横浜にある大型家具店に行ってきました。
家具店に対する私のイメージは店内に整然と並べられた家具があり、お客様がそれぞれ目的の家具が陳列されている場所に行き、メジャーを片手に家具と値札をにらめっこしているという感じ。そのイメージのまま前述の家具店に行き驚きました。
その家具店の売り場はかなり広い1階2階の2フロアなのですが、歩行ルートが決められており、1フロアを通り抜けるのに私達家族は2時間くらいかかりました。例えば食卓を目的に見たときには最初にダイニング全体のイメージを持たせるブースがいくつもあり、歩みを進めてそろそろ自分好みのイメージができた頃にダイニングテーブルばかりが並べられたブースにたどり着いてじっくりと見比べることができる。大人が夢中になりそろそろ子供が飽きた頃に子供用の家具やおもちゃで子供が遊べるようなブースにたどり着く。子供の機嫌も直り、そろそろおなかが空いた頃ビュッフェスタイルの(安い)レストランにたどり着く。
腹ごしらえをして午後からは次のフロアに移ると今度は様々な小物ばかりが集められたブースがいくつも並んでいる。これまで新しい家具が並べられた自分たちの部屋のイメージを作ってしまっているものだから、そのイメージにあった手ごろな価格の小物はついついカートに入れてしまう。結局そのフロアにも2時間くらいいてしまい、開店の10時に合わせて店に入ったのに店を出たのは午後3時でした。
遠出をしているのである程度長い時間は店にいるつもりでいましたが、まさか家具店の中で食事まで済ませて5時間もいるつもりは全くありませんでした。しかし、店を出たときの感覚はまるでどこかのテーマパークに行ってきたかのような満足感がありました。
このお店のやり方は大きな資本がなければ真似できないかもしれませんが、小さな資本でも発想の転換で「驚きと感動」を与えることはできるのではないかと考えさせられた一日でした。