イワサキ経営スタッフリレーブログ
2007.10.24
マイウェイノート『わたしの歩いた道』 ~浜本昌典~
私は日頃、相続税の申告や相続手続きのお手伝いの仕事をしています。これまで、相続という人生にそう何度もない貴重な経験をした方々から、様々なお話をお聞きする機会が数多くありました。そういった中で、依頼者の方々が共通して感じている、ある感慨があることにふと気づきました。それは、自分の夫、妻、親兄弟、あるいは子どもなど、亡くなられた方に対して、「自分達が行ったお別れの仕方が本当に故人の望むものだったのだろうか」「自分達は故人にできる限りのことをしたのだろうか」という答えを聞くことができない永遠の思いと、「自分のこれからのこと、死後のことをも含めて、どのように家族に伝えていけばいいのか」という現実的な悩みにも似た思いです。現代の核家族化された社会にあっては、残念ながら、家族間で思いを伝えることはなかなか難しいのが現状のようです。私たちは、何かそれを伝える手段、あるいは問題を解決するものがないかと、日頃より思案していました。