イワサキ経営スタッフリレーブログ
2007.08.27
株が下がりました。 ~勝又健太郎~
弊社では8/25(土)と29(水)に「資産運用術セミナー」を開催します。「貯蓄から投資へ」という世の中の流れにあって、どのようにお金の運用をしていったらよいのか?というお話をさせて頂きます。
そのセミナー直前、ご存知のとおり一連の「サブプライムローン問題」による連鎖株安が発生してしまいました。現在はひとまず落ち着いているようですが、激しい市場の乱高下をみていると、「正しい資産運用の考え方」を身につけておく必要性を感じずにはいられません。
金融商品を買って運用するなか、大荒れの世界市場を目の当たりにしたとき「何か実体の無い大きな力に振り回され、身を委ねるしかない」という無力感や不安感に襲われそうになります。「リスクがある運用なんて絶対にイヤッ!」という人の理由のひとつには、こうした“実体の見えづらさ”もあるのではないでしょうか。
予測できない物事に対して恐怖心や警戒感を抱くのは当たり前のこと。ただ現在は「自己責任」の時代へとシフトしつつあり、年金問題などを見ても明らかなように「自分の資産は自分で守る」ことが求められています。私も自己責任で資産を守らなければ!ということで、重い腰を上げて資産運用をはじめてから数年が経過。長期運用を考えているので短期的な市場の上げ下げには一喜一憂しないようにしていますが、相場が下がる局面はあまり気持ちのよいものではありません。
市場は実体経済を映す鏡だといわれます。世界の株式市場の動きを正確に予測できる人間なんて、この世にひとりもいません。そんななか、市場を単なる「数字」として捉えてしまっては、マネーゲームになってしまいます。
マネーゲームに陥らないためには、「市場」というものの捉え方を誤らないことが大切だと思います。市場(=実体経済)は私たちの日々の生活から成り立っています。無数の会社が存在し、製品やサービスを提供し、利益をあげて、そこで働く人々が給料をもらい、生活のために製品やサービスを購入しています。株や債券の価格には、巡りめぐってそんな私たちの生活が反映されているとイメージできれば、マネーゲームとは違った捉え方が出来るのではないでしょうか。よい会社、社会に役立っている会社があれば同じ市場に参加する者として応援する、という考えでもっと肩の力を抜いて資産運用と向き合えるのではないかと思うのです。
ただし、市場は時として、はしゃぎ過ぎたり必要以上に落ち込んだりもします。そんな市場と仲良く付き合っていくための基礎知識を身につける場として、弊社の「資産運用セミナー」を活用していただければと思います。
(資産運用セミナーは今後も継続して開催していく予定ですのでご期待下さい!)