監査部の仕事内容
仕事内容について
法人や個人の決算の申告を行うことが一番の仕事になります。
法人とは、「有限会社」「株式会社」などの法人格があるお客様のことです。
法人のお客様は年に一回の決算期をそれぞれの会社で設定しています。
その決算期に合わせて、例えば1月決算の会社の場合は2ヶ月後の3月に申告をするとか、3月決算であれば5月に申告とか、決算期に合わせて決算の申告書を作成して税務署に提出します。
個人事業主というのは、例えばラーメン屋さんや洋服屋さんなど個人として事業をされているお客様に向けて決算申告のお手伝いをするのが仕事となります。個人事業主の申告期間は一律で、1月〜12月までの1年間の数字を、翌年2月中旬〜3月中旬までの確定申告期間中に申告します。
静岡県内の中小企業や個人事業主が主なお客様で、年間の売上が1000万未満のお客様から上場企業と密接に関わる会社まで様々なお客様がいます。
静岡県の中小企業・個人事業主の方が主なお客様になります
顧問契約を結んでいただいたお客様には、毎月の成績表「試算表」を作成し、月に一度経営状況を報告します。
新型コロナウイルス以前は全てのお客様のところに直接伺っていましたが、最近はオンラインで報告することも多くなりました。
例えば3月に報告する際には、2月の数字をまとめます。経営者の方に、2月の業績はどうだったかという説明をし、その際に、今月、例えば3月の数字はどうですかという話をしながら、今後どういう形の数字にしていくかの打ち合わせを行います。
その中で、売上が足りないとか、経費を減らしたいとか、逆に決算対策で経費をもう少し作りたいというお客様の課題を伺い、いろんな切り口からコンサルティングを行っていきます。
経営者にとって、会計事務所の担当者が一番の相談役と言われています。
従業員や家族、経営者さん自らの人生相談などの相談を伺うことも多く、「経営者の伴走役」として、様々な面からサポートします。
未来の会計をみる「VIPコンサル」
上記は通称「過去会計」というもので、過去の成績表である「決算」を税務署に申告するというのが主な目的となります。
弊社では、未来の会計をみる「VIPコンサル」という業務も行っています。
「夢を叶えるための学習塾」として、翌年、5年後、10年後、いくら売上をあげて人を何人雇って仕入れがそれぐらいかかるかなどを予測し、それに基づいて達成できるかどうかをお伝えしながら、経営者の目標達成のお手伝いをします。
会計事務所の担当者は、経営者の一番の相談相手
この仕事で一番やりがいを感じるのは、経営者の方と直接仕事ができるということだと思います。
他の業種では何回も訪問しても経営者になかなか会うことができないという話をよく聞きますが、会計事務所の場合は、その会社に行ったら経営者の方に直でお会いすることができます。
経営者の方たちが、我々会計事務所の方に様々な相談をしてくれます。若い20代の社員にも、同じようにいろいろな相談をしてくれます。経営者の方たちというのは、経営や従業員さんに命がけで取り組んでいますので、その相談を本気で受けることができるというのは、とてもやりがいを感じます。
また、銀行や保険会社が経営者の方に何かを提案したとき、「会計事務所に聞いてみないとわからない」「会計事務所に相談してから答えます」と言われたということもよく聞きます。経営者の方たちにとっては、最終的な判断材料の一番重いところにあるのが、会計事務所という位置づけになっているのかなと思いますので、そういう意味では当然プレッシャーも大きくありますが、その分、やりがいとして感じることができます。
監査部のシステムについて
それぞれの業務ごとに担当を分ける「製販分離」というシステムを導入しています。
監査部の仕事としては、
- 「記帳」:会計ソフトへの入力
- 「監査」:入力した数字の確認
- 「訪問」:お客様に報告し、相談を承る
- 「申告」:税務署に申告書を提出する
といったプロセスがあります。
このシステムを導入することで仕事にばらつきがなくなり、今までよりも多くの件数、会計ができるようになります。
それぞれの業務に分かれるのは、入社後2〜3年程度経ってからとなります。
それまではベテラン社員と一緒にペアになり、一旦全体の仕事を学びます。
近くには上司も先輩もいるのでその業務ができるようにきっちり教育してくれますし、できないときには手助けもしますので、安心して仕事をすることができます。
これまで
1人の担当者が、1箇所のお客様の全てのプロセスを担当。担当者のスキルの差が大きく出てしまう。また、全てのプロセスができるようになるまで時間がかかる。
現在
それぞれ分業制となっているので、たくさんの仕事ができるようになります。
監査部の一年
4月 | 入社、大掃除、新入社員研修スタート |
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5月 | 新入社員研修(OJT) 会社全体のことを学ぶ「総務研修」 法人の3月決算で忙しい時期 |
6月 | 新入社員研修(OJT)、記帳入力やお客様先への監査同行を先輩と実施 |
7月 | 源泉所得税の納期特例 上期対応 |
11月 | 巡回監査士試験 |
12月中旬〜1月中旬 | 年末調整 納期特例 |
2月中旬〜3月中旬 | 確定申告 1年で一番忙しい時期 |
監査部の組織
取締役 村田圭
部長 勝間田佳祐
1課 課長 善田智洋
2課 課長 田村圭
自分の専門以外のことも社内でサポートできる!
グループ内には、相続を中心に仕事をしている部署や保険を扱う会社、補助金・資金繰りのサポート、マーケティングや売上アップを中心にやっている部署などいろいろな部署がありますので、お客様から相談されて答えられないものも出てきますが、グループ内や社内に相談できる人がたくさんいますので、その人たちに相談して提供したり、その人たちと一緒に同行してコンサルティングを行います。
また、グループ以外にも、今まで培ってきたネットワークがありますので、弁護士、社会保険労務士、行政書士などが身近なパートナーとして多数います。専門的な案件につきましては専門的な方をご紹介することもできますし、先輩たちに声をかければそういう方たちと簡単につながることができるというのは、他の会計事務所にはない強みだと思っています。
目標に向かって一生懸命頑張れる方、お待ちしております!
監査部の仕事は、毎月同じ仕事を繰り返しやっていく仕事になります。
その中で、経営者の方は本気でこちらに向かってきますので、その会社を良くしたい、自分が知識をつけてその会社にお役立ちできるようになりたいという目標に向かって一生懸命頑張れる方が、監査部が求める人物像です。