すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
29.スタッフ間の問題意識のずれをなくしたい
2019.09.22
「患者様が悩みを言いやすい」雰囲気づくり(スタッフ間の連携強化)
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
患者様が「なんでも話せる」ような雰囲気づくり(待合の患者様が少ない時には、スタッフから積極的に話しかけるなどコミュニケーションをとっている)。どのスタッフも、患者様が抱いている心配事や不安について、どんな小さいものであっても軽く流さずに受けとめるように心がけている。
POINT1 導入のきっかけは?
看護師、スタッフの発案(看護師、理学療法士、受付、調剤薬局が連携して医師には言いにくい悩みを聞き出す必要がある)。
POINT2 どのように運用しているか?
服薬について、医師には言いにくい悩みをもっているケースが多い。
- 「先生には言ってないけど、2錠服用の薬を1錠しか飲んでないの・・・」
- 「これを飲むと便秘になるから、飲んでないの・・・」
- 「カプセルは飲みにくいから、中身を出していたの・・・」
- 「同じ薬を別の医療機関からも出されているの・・・」
POINT3 どのような効果が出ているか?
このような患者様からの「実は・・・」の言葉があれば、当日、院長に報告を行い、全スタッフで対応策を共有している。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。
2019.09.20
診療所全体での取り組みで「患者プライバシー保護」を徹底
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
「患者様のプライバシー保護」の研修を行い、「個人情報漏れ」している可能性があることを洗い出し、改善。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(院内の個人情報保護法研修後、診療所のプライバシー保護における対応に改善すべき点が見つかったため)。
POINT2 どのように運用しているか?
問題:構造上、尿検体を運ぶ際に一瞬であるが、待合室にいる患者様から見える。
対応:待合室と診療室の境にカーテンを設置し、目隠しをした。
問題:棚挿しのカルテの背表紙に記載の患者様氏名が受付中の患者様から見える。
対応:カルテフォルダを見直し、背表紙はID番号だけ、表表紙に氏名を記載。
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2019.09.18
院長不参加のスタッフのみのミーティングで問題意識を共有
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
院長と院長夫人不参加のスタッフだけのミーティングを実施。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(スタッフ間の人間関係の問題に頭を悩ませていたものの、院長までその声が届かず、解消できていなかった。そのため現場主義での解決が必要だった)。
POINT2 どのように運用しているか?
- 看護主任に権限を与え、一定の曜日(月1回:予約の少ない週の火・木・金のうち午後から20~30分程度)に原則全員参加のミーティングを実施。課題は、院長か主任が考え、全員が一度は発言することをルール化
- 各部が「議題について問題に思うこと」を発言し、全員で議論する。
- 「患者様アンケート」の内容を把握し、クレーム対応等を検討する。
- 議事録を主任がまとめ、後日スタッフ、院長、院長夫人に提出(状況を把握し、院長側も工夫し対応する)。
POINT3 どのような効果が出ているか?
そのほか、連絡事項(重要事項)は、各人のメールボックスへ配布し、認識の漏れやずれをなくしている。ミーティングでスタッフ間の認識・理解不足は減少している。
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