すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
26.業務効率を向上させたい
2019.09.04
在宅療養患者の自己負担額の徴収方法を効率化
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
在宅療養の患者様への集金方法の変更。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(在宅療養の患者様の自己負担金の未収金の防止と、往診時の集金の手間を省くため)。
POINT2 どのように運用しているか?
在宅療養の患者様への往診についての自己負担分の集金方法をその場で回収から講座自動振替(1カ月に1回の引落し)に切り替えた。訪問ノート(カーボン複写式)を使用し、原本とコピーを診療所と患者様双方で保存して1カ月の訪問回数、料金について共有している。
POINT3 どのような効果が出ているか?
患者様とそのご家族に納得していただくまでに2カ月の時間を必要としたが、患者様が小銭を用意する手間も省け、患者様・診療所の双方にメリットがあった。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。
2019.09.02
医師と事務スタッフの3段階確認で検査の実施漏れを防止
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
検査の実施漏れを防ぐため、事務スタッフと医師により3段階にわたって確認することを徹底した。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(1人当たりの診療単価の低下が判明し、原因を見直したところ必要な検査の実施漏れがあったため)。
POINT2 どのように運用しているか?
- 慢性疾患初診時:患者様に対して、医師により年間の検査計画、治療計画を説明し、定期的な検査が必要なことを意識付ける。
- 検査実施の前月:事務スタッフがカルテに検査実施月表を添付し、医師は患者様に次月検査の旨をお伝えする。
- 検査実施の当月:事務スタッフがカルテに検査実施のマークをつけ、医師にカルテをまわす。
POINT3 どのような効果が出ているか?
初診時~検査前月~検査当月と3段階のチェックにより、確実に検査漏れがなくなった。
プラス1
医事課へのアンケートで過去の未収金実態を調査「対策」と「決定」を同時進行し、処理に成功
実践ポイント
医事課へのアンケートを通じて長期間回収できていない窓口未収金調査を実施。医事課→事務長→院長の流れで情報共有が進み、「対策」と「決定」を同時に実行することで過去4~5年分の窓口未収金(退院した患者様の入院費が中心)を処理することができた(九州/脳神経外科)。
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2019.08.31
電子カルテの使用法の見直しで、医師と看護師の連携強化
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
電子カルテの使用方法の変更。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案。
看護師が定着しないので、コンサルタントが全員と面接をしたところ、電子カルテの使用法に問題があることがわかった。
院長が2号紙をプリントアウトして看護師に指示を出していたため、看護師は患者様の既往歴や個人情報を把握していない状態で患者誘導や処置などの接遇をしなければならない。
当然、患者様からのクレームが多かった。
POINT2 どのように運用しているか?
紙カルテと同じように、患者情報(1号紙)と2号紙をプリントアウトしてファイルしたものをクリアファイルに入れて看護師に配布。
POINT3 どのような効果が出ているか?
患者様からのクレームが減り、業務の効率化とストレス軽減によって看護師の退職がなくなった。
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