すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

19.かかりつけ医としての信頼度を高めたい

2019.07.11

健診を丁寧に行うことで信頼関係を構築

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

健診・結果説明を丁寧に行うことで患者様と信頼関係を構築し、かかりつけ医として採用していただく。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(治療をきっかけにした関係づくりだけではなく、健康なときからの基礎データの把握によって「病前」を知っているという関係づくりによって、「長く付き合う」ことが可能になると考えたため)。

患者様にとっては、「自分の体」を見直す機会になるだけでなく、「この医師が自分の体を1番知っている」という信頼を得ることができる。

POINT2 どのように運用しているか?

単に異常の有無の説明だけではなく、異常があった際には、丁寧な問診によってその裏にある生活背景を明らかにし、改善策をアドバイスしている。患者様により安心していただけるよう、院長が自筆で健診結果を書き、お渡ししている。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。

2019.07.09

患者様の立場を診療所の全スタッフで共有し、「優しい対応」を徹底

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

優しい対応―全スタッフが「相手は病人で弱い立場」という意識をもって、患者様に接している。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(初診の患者様が受ける診療所の印象は受付で決まり、かかりつけ医として選らんでいただくポイントと考えたため)。

POINT2 どのように運用しているか?

特に接遇についての教育を徹底し、医師、看護師、スタッフ共通ルールを採用している(すべてのスタッフが「自分も医療スタッフお一委員」という意識をもつために)。

  1. 開院時:医師をはじめ全スタッフが待合室に出てあいさつをする。
  2. 受付時:看護師が患者様と同じ目線になって(立ったままではなく、少しかがんで)問診を行う。
  3. 診療時:患者様の入室時、医師と看護師は一礼してお迎えする。
プラス1

受付と待合室の仕切を撤去し患者様とスタッフのコミュニケーションを催促

実践ポイント

受付スペースと待合室の仕切を撤去。対面することによって、患者様とスタッフとの会話が増えた。さらに、患者様から見られることで、スタッフが緊張感をもって業務をするようになった(中部/整形外科)。

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2019.07.07

糖尿病患者が食事療法を実践するためのメニューを提案

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

糖尿病の患者様が食事療法を実践できるよう、献立を提案。

POINT1 導入のきっかけは?

糖尿病の患者様が前向きに食事療法に取り組めるよう、実践可能な献立を考えて提案する必要があったため。

POINT2 どのように運用しているか?

実際に調理して、試食し、味や見栄えなどのよいものは写真を撮って作り方、材料等の情報を記載して受付にディスプレイ。不定期(月2回ほど)であるが、管理栄養士の資格を持つ事務所スタッフが実践している(1回当たりの平均コストは1,000~3,000円)。

また、写真付き献立シートをクリアファイルに入れ、患者様が持ち帰れるようにしている。1カ月に350枚~400枚の利用がある。

プラス1

開業時以来の外部環境再調査と内部環境最適化の更新により即時の増患効果を獲得

実践ポイント

開業以来行っていなかった外部環境(診療所周辺の住民の生活動線調査と、それに基づく診療所看板の設置場所と効果の関係測定)を再調査し、さらに内部環境(患者様アンケートに基づくサービス向上、内装と患者様の年齢層とのマッチング調査、HP内容の刷新)の最適化により、増患につながった(近畿/内科)。

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2019.07.05

「患者様つうしん」を発行し、院内に掲示

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

「患者様つうしん」を発行し、院内に掲示している。さらに、患者様との合同バーベキュー大会を開催し、その中で院長から参加者への講習会も行い、健康増進への啓発活動につなげている。

POINT1 導入のきっかけは?

患者様に気落ちよく来院していただくために、院長、スタッフみんなで知恵を出し合い、「患者様視点の情報発信」への取り組みとして実施。

POINT2-1 どのように運用しているか?

1カ月更新で、院内に掲示。テーマは院長、スタッフで検討し、季節感をもたせている(例:12月は風邪、インフルエンザ、2月は花粉症の情報などを掲載)。

そのほか、イベント(年1回、バーベキュー大会、予算10万円以内、診療所近くの川沿いの駐車場で開催)を実施し、併せて病気予防などに関する講習会(<診療所待合室で開催>を行い、健康意識に関する啓発活動を行っている)を開催し、その結果などを掲載している。

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