すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

18.小児患者の通院への動機付け

2019.07.03

出産後、妊娠時のエコー写真をプレゼント

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

お産後、1カ月後健診のときに妊娠中のエコー写真、テープをアルバムにして渡している。

POINT1 導入のきっかけは?

スタッフの発案(「出産の記念になるものをお渡ししたい」と、お産後の退院時に、バスケットにお土産と一緒に入れてプレゼントしている)。

POINT2 どのように運用しているか?

1人当たりの費用(約7,000円)を設定し、お産後にお祝い食としてケーキやフレンチを用意したり、1年後の赤ちゃんの誕生日には写真をプレゼントするなどしている。

POINT3 どのような効果が出ているか?

お産の件数が減っていた時期があったが、行き届いたサービスを提供することにより、現在は順調に増えている(それに伴って、外来の件数も増加している)。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。

2019.07.01

月例で、待合室での「絵本の読み聞かせ」教室を開催

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

1カ月に1度、小児の患者様と保護者を対象に、平日の午後休診の時間を利用して、「絵本の読み聞かせ」を20~30分間、専門の人を招いて開催している。

POINT1 導入のきっかけは?

院長が診療所を開業した後、平日の午後の休診時や待合室の空間を使って、「地域・患者様に喜ばれることを行いたい」と考えていた(開業前、勤務先の病院が行っていたことを、診療所で実施できるように工夫した)。

POINT2 どのように運用しているか?

毎月1回(月初め)、小児の患者様と保護者を対象に、平日の午後休診の時間を利用して、「絵本の読み聞かせ」を20~30分間、専門の人(1回当たり5,000円)を招いて開催している。

POINT3 どのような効果が出ているか?
  1. 地域での認知度がアップした。
  2. 親のクチコミにより患者様の来院を促進。
  3. 院内の様子(待合室・掲示物・院長の人柄)を、外来時以外では知ってもらえた。

実践ポイント

何を実施するのか?誰が実施するのか?誰に対して実施するのか?費用はどれくらいかかるのか?期間はどれくらいかかるのか?

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2019.06.29

「病児保育」サービスの提供

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

診療所で「病児保育」サービスを実施している。

POINT1 導入のきっかけは?

発熱した小児は保育園で預かってもらえないため、診療所で預かることにした。

POINT2 どのように運用しているか?

市への申請により「病後児保育事業(旧:乳幼児健康支援一時預り事業)」として認可を受けることができる。
開業日時:月~土 8:30~17:30、料金:1日(8時間)3,500円/4時間以内2,500円
保育士1名(常勤)、看護師1名(パート)、ケアスタッフ1名(パート)
利用定員3名(ほぼ毎日、利用枠は埋まっている)

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2019.06.27

院外の賃貸スペースを利用した育児サービスの提供②-母親への付加サービスの提供

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

賃貸スペースを利用し、小児の患者様の母親を対象にしたイベントを開催している。

POINT1 導入のきっかけは?

小児の患者様の母親への育児jサービス用に借りたスペースを利用したイベントを開催するため。

POINT2 どのように運用しているか?
  1. 専門の講師を招いて「絵本の読み聞かせ」教室を開催(月に1~2回、交通費と謝礼(2,000~5,000円))
  2. 若い母親向けのネイルアート教室を開催(月に1~2回)
  3. アロマによるリラックス空間などを提供
POINT3 どのような効果が出ているか?

若い母親の育児ストレスの解消になっている。

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2019.06.25

院外の賃貸スペースを利用した育児サービスの提供①

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

母親のための子育てサポート(小児を遊ばせながら、母親同士が交流できる場の提供)。

POINT1 導入のきっかけは?

若い母親たちの悩みを少しでも軽減して、「楽しい子育てをしてほしい」という院長の長年の夢の実現のため(母親、小児に対する診療外のフォローが目的)。

POINT2 どのように運用しているか?①

診療所のそばに事務所を借り、保育士を配置。保育士が小児を遊ばせ、その間に母親同士が交流できるようにしている。

POINT2 どのように運用しているか?②

小児の健診(通常の診療でカバーしきれない分の対応として休診日に実施)、栄養指導、相談(自閉症の小児のための個室を用意している)などを実施している。

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