すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

17.小児患者に快適に過ごしてほしい

2019.06.23

電話予約の際、推定診療開始時間を告げ、待合いを合理化

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

診療待ち時間の工夫(受付順番確定と推定診療開始時間の活用)。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(小児の患者様が診療までの待ち時間にぐずる-乳幼児が、待合室で泣いたりぐずったりしていることが多く、院内感染の可能性も高くなるため)。

POINT2 どのように運用しているか?①

電話での受付順番の確定の際に、事務スタッフが保護者に診療開始の推定時間を伝え、その時間を見はからって来院を促している。

POINT2-2 どのような運用しているか?②

患者様1人当たりの平均診療時間は季節により変動するので、データに基づく季節ごとの平均時間を設定。受付簿に時間帯ごとに、受付順と推定診療時間を併記して患者様に伝えている。

POINT3 どのような効果が出ているか?

保護者からは「小児とともに自宅で落ち着いて、また車の中で安心して診療開始時間を待つことができる」と好評。待合室の混雑も緩和され、一石二鳥の効果になっている。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。

2019.06.21

いつでも読めるように、院内のあらゆる場所に本を常備

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

院内全体に本をたくさん置いて、患者様だけでなく、それ以外の方でも読めるようにしている。

POINT1 導入のきっかけは?

本好きの院長が患者サービスの一環として提供。

POINT2 どのように運用しているか?

待合室に限らず、診療室にも本を置いて、診察台から検査室に向かう少しの時間にも読書ができるようにしている。1カ月に10冊前後を買い入れ、現時点では100~150冊程度になっている。

POINT3 どのような効果が出ているか?

小児の患者様がかなり増えた(診療を受けない小児たちも連れ添って来ることもある)。そのため、小児のリクエストを聞いて、本を揃えたりもしている。

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2019.06.17

院内の内装を小児患者の安全に配慮して設計

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

院内の内装を小児患者の安全に配慮している。

POINT1 導入のきっかけは?

専門科として、診療だけでなく環境など、「患者サービス」全体を向上させるため。

POINT2 どのように運用しているか?
  1. 角のあるものを置かない(壁の角、机、椅子などの足は丸く)。
  2. 小児の手の届くところに重たいものを置かない。
  3. 小児がいそうな場所の出入り口はドアを引き戸にする(開けた時にぶつかるのを防ぐ)。
POINT3 どのような効果が出ているか?

院内事故は起きておらず、保護者から好評を得ている。

プラス1

医師、スタッフがキャラクターのプリントシャツを着て対応することで、小児患者の不安を軽減

実践ポイント

診療に対する小児の患者様の恐怖心を和らげるため、医療・スタッフ全員がキャラクターのプリントシャツを着ている。小児の患者様だけではなく、付き添いの母親からの評判もよい(中部/小児科)。

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2019.06.17

診療までの時間で楽しめるように、キャラクター診察券を選択制に

ここにエントリー本文を書きます。

2019.06.17

診療までの時間で楽しめるように、キャラクター診察券を選択制に

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

小児の患者向けにキャラクター入り診察券を用意。そのほか、子供広場のスペースをつくり、ぬいぐるみや絵本・遊具で遊んで診療を待ってもらっている。

POINT1 導入のきっかけは?

診察券に興味をもってもらい、通院のきっかけにしてほしい。

POINT2 どのように運用しているか?

キャラクター入り診察券を数種類用意し、好きなものを選べるようにしている。

POINT3 どのような効果が出ているか?

小児は飽きると泣き出しやすいため診療を待ってもらうことに苦労していたが、診察券を見たり、広場でぬいぐるみや絵本や遊具で遊びながら静かに時間を過ごしてくれるようになった。

プラス1

キャラクターシールを絆創膏に貼付し、小児患者の予防接種への恐怖心を緩和

実践ポイント

スタッフの発案により、予防接種後の止血用の絆創膏の上にキャラクターシールを貼付。接種前にシールを見せておくことで、それを楽しみにする小児は、注射への恐怖心が緩和されているようだ)関東/小児科)。

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2019.06.15

畳張りのキッズスペースを設置し、待合室を家庭的な雰囲気に

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

待合室に小児の患者様向けの遊びスペース(畳張り)を設け、大人も靴を脱いで上がれるようにした。

POINT1 導入のきっかけは?

小児の患者様の割合も多く、待合時間にくつろぎの場を提供をしたい(小児は長い時間椅子に座っていられない場合が多いため)。

POINT2 どのように運用しているか?

「家にいる」雰囲気を出すため畳張りのスペース(3畳ほど)をつくった(畳は損傷が目立つので1年に2回ほど張り替えをしている)。

POINT3 どのような効果が出ているか?

靴を脱げば大人も上がれるので、親子一緒にくつろげると好評。

プラス1

キッズスペースに児童書、玩具を充実させ小児患者の獲得に成功

実践ポイント

待合室にキッズスペースを設置し、児童書、玩具を充実させた。また、診療後、小児の患者様に対してキャラクター入りの消しゴムをプレゼントすることで小児のリピーター患者や新患者が増加(九州/内科)。

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