すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
8.診療効率を向上させたい
2015.04.30
無線とPHSを使用して院内の連絡を合理化
第2章 患者サービス向上のための工夫
無線とPHSを使用して院内の連絡を合理化
【工夫内容】
院内無線とPHSを用いて、院内での意思、看護師、スタッフ間の連絡を効率化。
POINT 1
導入のきっかけは?
スタッフの発案(院内における医師と看護師、スタッフの連絡を確実にするため)。
POINT 2
どのように運用しているか?
院内にいる看護師に内容、場所を伝える手段として、無線とPHSを使用。
①院内無線:口頭での指示、説明が必要な事案について使用。
②PHS:あらかじめ内容(場所・指示など)を登録してあるメールのやりとりで、患者様を待たせる時間を少なくする。
POINT 3
どのように運用しているか?
すぐに内容を伝えることができるため、看護師の人数を増やさずに済み、人件費削減にもつながっている。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。
2015.04.15
麻酔検査後の患者様に対してアロマを焚いてリラクゼーションを提供
第2章 患者サービス向上のための工夫
麻酔検査後の患者様に対してアロマを焚いてリラクゼーションを提供
【工夫内容】
麻酔が必要な検査の後、患者様がぐっすり眠れる(麻酔を覚ます)ように良質のアロマを焚いている。
POINT 1
導入のきっかけは?
専胃カメラや大腸ファイバースコープ検査のために麻酔を使用した検査の後、しっかり休息(睡眠)できずにフラフラしたまま帰る患者様を見ていて不安になったため。
POINT 2
どのように運用しているか?①コスト概算
1日1,700円程度
POINT 3
どのように運用しているか?②休息時間
アロマが結構高く、費用がかさむ。
この診療所では機能しているが、小児科なども併設している場合では、診断時においては「患者様が発するにおい」も重要な要素となるため不向きである。
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2015.03.31
物理療法機器の清潔の保持-使用のつど患者様の目の前で殺菌
第2章 患者サービス向上のための工夫
物理療法機器の清潔の保持-使用のつど患者様の目の前で殺菌
【工夫内容】
理容店で使用している「紫外線殺菌機」をリハビリ室に設置し、患者様が見ている前でスポンジを殺菌し、清潔をアピールした。
POINT 1
導入のきっかけは?
物理療法機器(低周波治療器や干渉波治療器など)の電極を人体につける際に、水にぬらしたスポンジを電極と皮膚の間に入れるが、患者様の臀部や足につけたすぽんじを別の患者様にもそのまま使用していた。
POINT 2
どのようにして運用しているか?清潔の保持
理容店で使用している「紫外線殺菌機(紫外線を用いて殺菌)」をリハビリ室に設置し、患者様が見ている前でスポンジを殺菌する。
POINT 3
どのような効果が出ているか?①患者様の反応
「目の前で殺菌しているので、安心できる」と好評。
POINT 4
どのような効果が出ているか?②
「使用のつど殺菌することで、5台ある物理療法機器を集中管理することができている。
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2015.03.13
大腸検査時のストレス緩和のために、専用待合室・トイレを検査室に隣接
第2章 患者サービス向上のための工夫
大腸検査時のストレス緩和のために、専用待合室・トイレを検査室に隣接
【工夫内容】
ファイバースコープ検査のための専用待合室と専用トイレを、検査室に隣接して増設した。
POINT 1
どのようにして利便性を高めるか?①
専用トイレ・待合室を検査室に隣接させた(大腸ファイバースコープ検査の患者様は、朝に来院し、臀部が割れた検査着に着替え、腸管洗浄剤を飲んで午前中いっぱいかけ、トイレに頻回に通う。その際、患者様が一般外来用の待合室を通って患者用トイレに何度も行くのは抵抗があると考えたため)。
POINT 2
どのようにして利便性を高めるか?②
何度も用を足す(紙で拭く)ことで肛門に摩擦による痛みが生じないように洗浄便座を導入。患者様は抵抗なく大腸ファイバーの前処置ができるようになった。また、曜日により対象患者の性別を変えて検査をしている。
POINT 3
どのような効果が出ているか?
「羞恥心なく、検査までの時間を過ごせる」と患者様から好評である。
プラス1
検査時の患者様の苦痛軽減への取り組みとして先端径の細い胃カメラ、経鼻胃カメラを導入
実践ポイント
胃腸検査において、患者様の苦痛をできるだけ軽減するために先端の細い(6mm)胃カメラと経鼻胃カメラを導入。検査数は2~3倍に増加し、患者数も増加した(関東/内科・整形外科)。
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2015.02.27
診療内容の予習によって、外来診療の時間効率が向上
第2章 患者サービス向上のための工夫
診療内容の予習によって、外来診療の時間効率が向上
【工夫内容】
予約制をとっている外来診療で、前日までに予約の患者様の診療内容について予習を行う。予習をすることで電子カルテ記載等を効率的にできるようになり、待ち時間が短縮した。
POINT 1
どのような診療についての予習を行うか?
予約制をとっている外来診療で、前日までに予約の患者様の診療内容について院長と医師で予習を行う。
POINT 2
どのように予習(内容)を行うか?
翌日の予約診療の患者様に関する診療内容などを予習し、メモに記載する。
POINT 3
どのような効果が出ているか?
診療当日、電子カルテに入力する情報量が減ったため、患者様の回転率が高まった。
プラス1
自動間欠牽引装置の導入により腰痛治療における患者様の身体的負担、スタッフの作業負担を軽減
実践ポイント
腰痛治療において、従来は仰臥位で牽引していたが、座位での装置着脱が可能な自動間欠牽引装置を導入。患者様の身体的負担だけでなくスタッフの作業負担も軽減された(中国・四国/内科)。
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