すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2019.09.28
掃除方法、昼休み対応を当番制にして、看護師・事務スタッフで持ち回りに
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
掃除方法、昼休み対応について、当番を決めて運用し、職種の勤務工程(日内)による不均衡を排除した。
POINT1 導入のきっかけは?
1日の診療業務の流れに起因する職種間の軋轢の解消
例:医師→看護師→事務スタッフの順番で業務が終了する。事務スタッフが会計処理をしている間、業務を早く終えた看護師が待合室の掃除をすることが多くなり、事務スタッフがそれを当然ととらえると看護師、職員間に摩擦が生じる
POINT2 どのように運用しているか?
- 掃除の時間帯:毎年3月に見直し、4月から運用
- 掃除の方法:季節や天候を考慮し、診療室、待合室、トイレなどの部屋ごとに掃除担当者を決め、欠勤や業務中の場合のヘルプなどを指名する。
- 患者様用トイレ:頻回に掃除が必要であり、日替わり当番制に
- 昼休みの来客と電話の応対:日替わり当番制に
- 今日のトイレ当番が明日のお昼休み当番になるようにし、忘れない工夫をした。また、休憩室にボール紙で当番表を作成
- 不具合があれば改善することを全職員に周知
POINT3 どのような効果が出ているか?
これまで、新入、年少、内気な性格などによって一部の人に集中していた業務であったが、ルールと担当を決めたことにより解消。ストレスによる退職者も減少。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。