すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2019.09.24
院長とスタッフとで「ひやり・はっと」事例を共有
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
「ひやり・はっと」ノートに、医師が率先して事例を記入することで、スタッフも記入しやすい環境をつくる。
POINT1 導入のきっかけは?
院長の発案(スタッフ間の問題意識のずれをなくしたい----スタッフの中で「ひやり・はっと」事項があったことを報告する人としない人とのムラがあったため)。
POINT2 どのように運用しているか?
「ひやり・はっと」ノートを用意し、ミスだけでなく、気づいた点や改良すべき点について、院長自らが率先して記入することで、看護師、スタッフも書きやすい雰囲気をつくる。
問題点がいくつか上がった時点で、共有の場を設定(1カ月に数回)。閉院後、食事会という形で、交流も兼ねて実施している。
POINT3 どのような効果が出ているか?
診療所内で問題が発生しても、早期に手を打つことができるようになり、大きな問題になる前に対応できるようになった(結果として問題解決に要する労力が少なくなった)。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。