すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2019.09.16
業務月報の導入で、スタッフ全体の意識が向上
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
業務月報の導入で、スタッフ個々の意識が高まり、「ボトムアップ」の経営に近づいた。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(「人間関係がうまくいかない」などメンタルヘルスに関する理由で、入職後まもないスタッフの離職が相次ぎ、「メンタルケアとモチベーションアップが必要」と判断したため)。
POINT2 どのように運用しているか?
- 口では言いにくいことでも、文章化することによって自分の考えとして整理できる。
- 業務改善につながるのと同時に、リスク管理・責任の所在も明確にできる。
- 単独ではなく複数名で、部署単位で当該報告書を作成してもOK(必要に応じて、「日報」ではなく、「月報」としても可)。
- 勤務中ではなく帰宅後い書いてもOK(任意報告書であり、無理に書く必要はなし)。
などと伝えることによって、2~3カ月後にほとんどのスタッフが書いてくれるようになった。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。