すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2019.09.14
若手医師の診療機会を増やし、患者様とのコミュニケーション力を強化
第3章 業務効率の向上、人材育成のための工夫
工夫内容
休診日を設けず、1日3クールの診療体制を院長と若手医師で維持し、患者様とのコミュニケーションの充実を図る。
POINT1 導入のきっかけは?
院長の発案(患者様のほとんどが慢性疾患で、長期間、根気よく通院してもらわないといけない。それには信頼関係が必要であるという思いから)。
POINT2 どのように運用しているか?
診療体制:休診日なし、1日2診体制で3クール診察。院長は朝、昼、晩までの3クールを1人で受け持ち、もう1つの体制を大学関連病院の若手医師が3交代で受け持っている。
POINT3 どのような効果が出ているか?
若手医師にとっての「人と人とのコミュニケーション」の実践の場として役立っている(実際に、若手医師と患者様との信頼関係は深まっている)。
プラス1
自発的に研修受講を希望する者への経済支援で、スタッフの向上心の底上げに寄与
実践ポイント
診療所内で、スタッフ本人の自発的な教育研修の受講希望に対する経済支援の基準を設定。個々の向上心が高まることにより、スタッフ全体の「底上げ」が進み始めている(中国・四国/内科)。
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。