すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2019.07.09

患者様の立場を診療所の全スタッフで共有し、「優しい対応」を徹底

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

優しい対応―全スタッフが「相手は病人で弱い立場」という意識をもって、患者様に接している。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(初診の患者様が受ける診療所の印象は受付で決まり、かかりつけ医として選らんでいただくポイントと考えたため)。

POINT2 どのように運用しているか?

特に接遇についての教育を徹底し、医師、看護師、スタッフ共通ルールを採用している(すべてのスタッフが「自分も医療スタッフお一委員」という意識をもつために)。

  1. 開院時:医師をはじめ全スタッフが待合室に出てあいさつをする。
  2. 受付時:看護師が患者様と同じ目線になって(立ったままではなく、少しかがんで)問診を行う。
  3. 診療時:患者様の入室時、医師と看護師は一礼してお迎えする。
プラス1

受付と待合室の仕切を撤去し患者様とスタッフのコミュニケーションを催促

実践ポイント

受付スペースと待合室の仕切を撤去。対面することによって、患者様とスタッフとの会話が増えた。さらに、患者様から見られることで、スタッフが緊張感をもって業務をするようになった(中部/整形外科)。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。