すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2019.06.23

電話予約の際、推定診療開始時間を告げ、待合いを合理化

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

診療待ち時間の工夫(受付順番確定と推定診療開始時間の活用)。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(小児の患者様が診療までの待ち時間にぐずる-乳幼児が、待合室で泣いたりぐずったりしていることが多く、院内感染の可能性も高くなるため)。

POINT2 どのように運用しているか?①

電話での受付順番の確定の際に、事務スタッフが保護者に診療開始の推定時間を伝え、その時間を見はからって来院を促している。

POINT2-2 どのような運用しているか?②

患者様1人当たりの平均診療時間は季節により変動するので、データに基づく季節ごとの平均時間を設定。受付簿に時間帯ごとに、受付順と推定診療時間を併記して患者様に伝えている。

POINT3 どのような効果が出ているか?

保護者からは「小児とともに自宅で落ち着いて、また車の中で安心して診療開始時間を待つことができる」と好評。待合室の混雑も緩和され、一石二鳥の効果になっている。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。