すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2019.06.09

円滑なコミュニケーションを図るために「よろず相談」サービスを導入

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

患者様と円滑なコミュニケーションを図るため「よろず相談」を実施している

POINT1 導入のきっかけは?

スタッフの発案(過疎化が進行している地域であり、患者様の大半が高齢者であるため、地域に根ざした医療が重要で、高齢者のあらゆる悩みや相談を聴く場として診療所を活用してほしいという思いから)。

POINT2 どのように運用しているか?

診療を終えた高齢の患者様からの相談(市役所からのハガキについての内容を尋ねられたり、家族のことなど様々)に対応している。

POINT3 どのような効果が出ているか?

「意味がわかりにくい内容のハガキが届いたときや、ちょっとした困りごとがあったときでも、気軽に相談できて助かっています」「家族のことを診療所のみなさんが心配してくれてうれしい」など。

プラス1 

高齢者の患者様のご家族への「お迎え時間連絡」で待機時間の有効活用を提案

実践ポイント

高齢者お患者様の通院はご家族による車での送迎がほとんどで、受付から診療終了まで、ご家族は待機していなければならなかった(中にはご家族に対して申し訳なく思っている患者様もいるようだった)。患者様の精神的負担の緩和と、ご家族の時間の有効活用の観点で、「お迎え時間連絡」サービスを導入。診療終了時間を見はからって、ご家族に連絡している(九州/内科)。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。