すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2019.06.05
高齢患者の動線の観察により、手すりを追加で設置
第2章 患者サービス向上のための工夫
工夫内容
高齢の患者様の待合室での動きの様子を観察し、その動線に合わせて手すりを追加設置した。
POINT1 導入のきっかけは?
コンサルタントの提案(待合室で患者様の様子を見ていたところ、立ち上がったり座ったりする際に何かにつかまったり、苦労して動いている方が多かったため)。
POINT2 どのように運用しているか?
高齢の患者様向けに待合室の一部に畳を敷いている(そこであぐらをかいたり、座ったり、横になっている方もいる)。そこから、立ち上がったり、スリッパを履いたりする時に何か(壁の柱や椅子の背もたれなど)につかまっている方が多いため、その畳の周りに手すりを設置。また、玄関での靴やスリッパの履き替え時も不安定な方が見られたので、そこにも手すりを設置した。
POINT3 どのような効果が出ているか?
動線を確認したことで適切な位置に手すりを追加設置でき、多くの高齢者の患者様の役に立っている(その後、転倒の事故も起きていない)。
実践ポイント
何を実施するのか?誰が実施するのか?誰に対して実施するのか?費用はどれくらいかかるのか?期間はどれくらいかかるのか?
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。