すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2015.11.13

定期来院患者を予約対応して混雑を緩和

第2章 患者サービス向上のための工夫

定期来院患者を予約対応にして混雑を緩和

【工夫内容】
定期来院をしている患者様の来院時間を予約制にして、なるべく待たせないようにしている。

POINT 1
導入のきっかけは?

どうしても混雑する朝や夕方などの時間帯を、「飛び込み」の患者様のために確保しておくため。

POINT 2
どのように運用しているか?①

次回の診療内容に応じて、適した時間帯を診療所から提案している。例えば、「次回は検査のみ」の場合は、朝一番の時間帯を提案するなど。

POINT 3
どのように運用しているか?②

「医師と話がしたい」など、一定以上の診療時間を要する患者様には予約導入(内容により生活習慣病管料を算定)。
来院時にカルテをチェックし、先にできる検査や処置を看護師が済ませておく。

プラス1
固定電話専用の「診療予約・呼び出し」システムの導入により、待合室の混雑解消とサービス向上に成功

実践POINT 1
固定電話専用「予約・診療時呼び出し」システムを導入(住宅街の立地で、自宅からの電話連絡が多い)。待合室の混雑解消とともに、患者様からは「呼び出しまで自宅で自分のことができる」と好評(中部/内科)。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。