すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪
2015.10.15
患者様と看護師による「2診制」で、情報収集の精度を向上
2章 患者サービス向上のための工夫
患者様と看護師による「2診制」で、情報収集の精度を向上
【工夫内容】
診療について、(看護師と患者様からの)「2診制」をとっている。患者様にとっては、待合室でただ待たされるだけではなく、看護師により親身に病状を聴いてもらえるという安心感につながっている。
POINT 1
導入のきっかけは?
院長の発案(患者様が待合室で待っている間に、看護師が患者様の状態を詳しく聴くことで、医師が診療をするときに、患者様と看護師の情報を基に迅速な対応ができる)。
POINT 2
どのようにして運用しているか?①診療体制
①受付の時点で、受付担当者が患者様の病状を聴く。
②診療の前に、待合室で看護師が患者様の症状を詳しく聴く。
③医師による診療。
POINT 3
どのようにして運用しているか?②その他の留意事項
看護師による事前の聴き取り内容と医師の問診内容が重複しないよう(患者様が同じことを再度言わずに済むように)、看護師はポイントを押さえるための記録をつけている。
プラス1
予約システムの導入により来院時間を分散させ、患者様1人当たりの平均待ち時間の軽減に成功
時間帯による来院の集中により、新患受付をしても待ちきれず帰宅してしまうケースへの対応として予約システムを導入。来院時間の分散化により、患者様1人当たりの平均待ち時間が軽減した。(関東/耳鼻科)
このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。