すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2015.09.15

予約制を導入し、診療内容ごとに分けて混雑を緩和

第2章 患者サービス向上のための工夫

予約制を導入し、診療内容ごとに分けて混雑を緩和

【工夫内容】
院長の発案により、予約制を導入して混雑のムラをなくしている(小児科では予防接種と診療の予約時間帯を分別し、専門診療所では新患とリピートの予約時間帯を分別した)。

POINT 1
導入のきっかけは?

患者様の年齢層と診療の内容が二層になっており、予約制にして対応日時を固定することで待合室の混雑を緩和できると考えたため。

POINT 2
どのように運用しているか?①

完全予約対応の時間とある一定の時間を予約対応にする「部分」予約を導入。季節ごと(風邪やインフルエンザが流行る冬期では「部分」予約で柔軟に対応)に使い分けている。

POINT 3
どのように運用しているか?②

HP(ホームページ)上に予約システムを導入(101万円~)し、患者様がパソコンや携帯電話のサイトから自身の予約状況を確認することができるようにした。(「時間が確定していれば、仕事の合間でも通院できる」と好評)。

POINT 4
どのような効果が出ているか?

予防接種の小児の患者様の保護者から、「感染の心配がない」と好評である。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。