すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2015.05.19

診療終了時に「ひと声」かけ、主訴以外の悩みを聴収

第2章 患者サービス向上のための工夫

診療終了時に「ひと声」かけ、主訴以外の悩みを聴収

【工夫内容】
診療の終わりに医師だけでなく、看護師、スタッフも「他に不安なこと・困ったことはないですか?」と患者様に確認を取る。

POINT 1
導入のきっかけは?

「主訴以外にも言いたいこと、尋ねたいことがあっても、医師には言いづらい場合もある」という、患者様の要望が看護師、スタッフに対してあったため。
「風邪で来院したが、水虫のことも相談したい」などといった悩みがあった。

POINT 2
どのような対応をとっているか?

最後のひと言が大事であるという認識に立ち、医師をはじめ、看護師、スタッフが「そのほかに何か困っていることはありませんか?」と確認する。
このことが、患者様の気持ちを開く鍵になり、主訴以外の悩みを打ち明けてくださることもある。

POINT 3
どのような効果が出ているか?

会計時に、患者様から、例えば「実は花粉症の薬もほしい」と言われて、再度院長が診療をして、会計をやり直すことによる時間延長が減少した。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。