すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2015.03.13

大腸検査時のストレス緩和のために、専用待合室・トイレを検査室に隣接

第2章 患者サービス向上のための工夫

大腸検査時のストレス緩和のために、専用待合室・トイレを検査室に隣接

【工夫内容】
ファイバースコープ検査のための専用待合室と専用トイレを、検査室に隣接して増設した。

POINT 1
どのようにして利便性を高めるか?①

専用トイレ・待合室を検査室に隣接させた(大腸ファイバースコープ検査の患者様は、朝に来院し、臀部が割れた検査着に着替え、腸管洗浄剤を飲んで午前中いっぱいかけ、トイレに頻回に通う。その際、患者様が一般外来用の待合室を通って患者用トイレに何度も行くのは抵抗があると考えたため)。

POINT 2
どのようにして利便性を高めるか?②

何度も用を足す(紙で拭く)ことで肛門に摩擦による痛みが生じないように洗浄便座を導入。患者様は抵抗なく大腸ファイバーの前処置ができるようになった。また、曜日により対象患者の性別を変えて検査をしている。

POINT 3
どのような効果が出ているか?

「羞恥心なく、検査までの時間を過ごせる」と患者様から好評である。

プラス1
検査時の患者様の苦痛軽減への取り組みとして先端径の細い胃カメラ、経鼻胃カメラを導入

実践ポイント
胃腸検査において、患者様の苦痛をできるだけ軽減するために先端の細い(6mm)胃カメラと経鼻胃カメラを導入。検査数は2~3倍に増加し、患者数も増加した(関東/内科・整形外科)。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。